Google は、Google ウォレットの NFC タッチ決済時に表示されるアニメーションを、「Material 3 Expressive」デザインに刷新し始めていることが明らかになりました。
従来の単色の背景とは異なり、新しいデザインでは決済画面がオーバーレイ表示で背景が半透明になり、スマートフォンのホーム画面にあるアプリアイコンなどが透けて見えるようになります。また、画面下部に表示される「ウォレットを開く」ボタンは、タップしやすいピル形状に変更されます。
決済が成功した際のアニメーションは、以下のように変化しています。
- 表示されたカードが一度上に跳ねてから、元の位置に戻る動きが加わります。
- NFC の波形アイコンが一時的に表示された後、Material 3 Expressive の特徴であるスキャロップ形状(ホタテ貝のような形)に置き換わります。
- 青いコンテナの中にある白いローディングインジケーターがチェックマークに変化し、そのチェックマークから青い波が広がることで決済完了を知らせます。
これまで提供されてきた季節限定の成功アニメーションも、この新しいデザインに合わせて更新されるものと考えられます。
この新しい決済アニメーションはまだ広く展開されておらず、Google ウォレットのホーム画面自体の Material 3 Expressive へのデザイン刷新も、現時点では一部のユーザーへの限定的な提供にとどまっています。
これと並行して、一部の Pixel ユーザーが電源ボタンのダブルタップで Google ウォレットを起動した際には、新しいオーバーレイが表示されるようになっています。
出典: 9to5Google