Google が、Google フォトの新しい AI 機能「Remix」の使い方をコミュニティの投稿で公開しました。この機能は 7 月末に発表されており、手持ちの写真を 3D アニメーションやアニメ、スケッチ風の作品に簡単に変換できます。
現時点では米国内のユーザーに限られており、まだ一部のユーザーにしか提供されていませんが、今回のアナウンスにより、今後の展開が期待されます。
Google フォトの新機能「Remix」とは
「Remix」は、生成 AI を活用してユーザーの写真を特定のアートスタイルに変換する Google フォトの新しい編集機能です。現在、以下の 4 つのスタイルが利用できます。
- 3D アニメーション
- アニメ
- スケッチ
- コミックブック
近年、ChatGPT などの AI ツールで写真をイラスト化することが人気ですが、多くは外部アプリへのアップロードや有料プランへの加入が必要でした。
Google フォトの「Remix」機能は、多くのユーザーが日常的に使用しているアプリ内で直接、かつ無料でこれらの加工を行える点が大きなメリットです。
「Remix」機能の使い方
Google が公開した「Remix」機能の具体的な使用手順は以下の通りです。
- お使いのモバイルデバイスで Google フォトアプリを開きます。
- 画面右上の「新規作成」をタップし、「Remix」を選択します。
- 「Remix」を試すには、「今すぐ試す」をタップします。
- 適用したいスタイルを選択します。
- 編集したい写真を選ぶには、「写真を選択」をタップします。選択した写真を変更する場合は、「写真を変更」をタップします。
- 「生成」をタップします。
- 生成された写真は保存したり、共有したりできます。
- 写真を保存するには、「保存」をタップします。
- 写真を共有するには、「共有」をタップします。
より良い結果を得るためのヒントと注意点
Google によると、「Remix」機能はまだ「試験運用中」であり、生成された画像が元の写真と完全には一致しない可能性があるとしています。また、生成された画像が気に入らない場合は、「再生成」ボタンをタップすることで、同じスタイルで新しいバージョンの画像を生成できます。
より良い結果を得るためには、明るくピントが合っており、被写体(1人または少数)が正面を向いているポートレート写真を使用することが推奨されています。
まとめ
「Remix」機能は、米国内の一部のユーザーにしか提供されていません。この機能はサーバー側のアップデートによって順次展開されるとみられており、すべてのユーザーが利用できるようになるには、まだ時間がかかる可能性があります。
現状ではこの機能が米国外でもリリースされるか、いつ利用可能になるかは明らかにされていません。
なお、7 月に同時に発表された写真から動画を生成するツールの展開も、まだ一部のユーザーに限られているようです。