Google は 2025 年 8 月 11 日(現地時間)、Google Workspace ユーザーが Google ドキュメントの Android アプリにおいて、生成 AI 機能「Gemini」を利用した画像生成が可能になったことを発表しました。
このアップデートにより、これまで Web 版で提供されていた機能が Android デバイスにも拡張され、モバイル環境でのドキュメント作成がさらに便利になります。
外出先でも手軽に画像を生成・挿入
これまで Web 版の Google ドキュメントで利用可能だった Gemini による画像生成機能が、Android のモバイルアプリでも使えるようになりました。ユーザーは文章で指示(プロンプト)を入力するだけで、ドキュメントの内容に合った画像を AI に生成させることができます。
生成された画像は、その場で保存、コピー、または直接ドキュメントに挿入することが可能です。これにより、PC がない環境でもスマートフォンやタブレットから手軽に画像を生成し、ドキュメントに直接反映させることができるようになりました。

なお、この画像生成は Google ドキュメント上で直接処理されるため、Gemini アプリと違って、個人用プロファイルと仕事用プロファイルを併用している場合でもアプリ上で使うことができます。
より詳しい使用方法については、Google のヘルプページをご覧ください。
展開スケジュールと対象ユーザー
この機能は、即時リリースおよび計画的リリースのドメインに対して、2025 年 8 月 8 日から最大 14 日間かけて段階的に展開されます。
この機能は、以下のユーザーが利用可能です。
- Business Standard および Plus
- Enterprise Standard および Plus
- Google AI Pro および Ultra
- Gemini Education または Gemini Education Premium アドオンユーザー
- Gemini Business または Gemini Enterprise アドオンユーザー
まとめ
今回のアップデートにより、Google Workspace ユーザーが Google ドキュメントの Web と Android の両方で、Gemini を活用した画像生成が利用できるようになりました。
場所を選ばずにドキュメント作成を行えるため、特に外出先や移動中に作業することが多いユーザーにとっては、非常に便利な機能追加となりました。