Google は、Android スマートフォンやタブレット向けに Material 3 Expressive の要素を取り入れたデザインの展開を進めていますが、Wear OS 版の Google カレンダーにおいても、新しいデザインのタイルが広く利用できるようになりました。
アプリ本体の機能に変更はありませんが、ホーム画面から情報を確認できる「タイル」のデザインが更新されています。
Google カレンダーのタイルが Material 3 Expressive デザインに
今回のアップデートは、Wear OS 版 Google カレンダーのバージョン 2025.30.x で提供され、主に「次の予定」と「次のタスク」の 2 つのタイルが新しくなりました。
「次の予定」タイルでは、予定の名称や時間といった詳細が、角の丸いコンテナ内に表示されるようになりました。このコンテナには、予定の種類に応じたテーマのグラフィックが表示されることもあります。日付はコンテナのすぐ上に表示され、「カレンダー」を開くためのボタンは、タイルの下部の曲線に沿ったデザインに変更されています。
「次のタスク」タイルでは、「カレンダー」ボタンが、同様に曲線的なデザインに変更されたのが主な変更点です。


Google 連絡先と Keep のタイルも今後アップデート
また、Pixel Watch のコンパニオンアプリから、今後 Google 連絡先と Google Keep のタイルにもデザイン変更が加えられることが判明しています。
- Google 連絡先の変更点
- お気に入りタイル: 現在の円形アイコンから、より横長のピル形状(錠剤型)のデザインに変更されます。「すべての連絡先」ボタンは「すべて表示」というテキストに変わるようです。
- 個別の連絡先ウィジェット: これまでの円形アバターの横に縦長のボタンが並ぶデザインから、より大きなアバターの右側に通話とメッセージのショートカットが配置されるデザインに変更されます。
- Google Keep の変更点
- ノートを作成タイル: シンプルなリスト表示から、楕円形の「ノート」ボタンと、角丸長方形の「リスト」ボタンに変更され、下部には「参照」ボタンが配置されます。
- 単一のノートタイル: ノートのテキストが枠線で囲まれたコンテナ内に表示されるようになり、視認性が向上します。


まとめ
今回のアップデートは、主にタイルのデザイン変更が中心ですが、Wear OS 全体でのデザインの統一性を高め、ユーザーにとってより直感的で分かりやすい操作性を提供するものとなりそうです。今後の連絡先や Keep のアップデートにも期待したいですね。
出典: 9to5Google