Google、NASA 協力のもと木星のオーロラをテーマにした Chromebook Plus 向け新壁紙を発表

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Google は 2025 年 8 月 7 日(現地時間)、NASA との協力により制作された、木星のオーロラをテーマにした新しい壁紙とスクリーンセーバーを ChromeOS 向けに発表しました。これらのテーマは、まず Chromebook Plus デバイス限定で提供されます。

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科学とAIで実現した「見えない光景」

このプロジェクトは、肉眼では見えない木星のオーロラを、Google のデザイナーが AI を用いて視覚化しようというアイデアから始まりました。

制作にあたり、Google は NASA の科学視覚化スタジオと協力して、ハッブル宇宙望遠鏡の画像などを基に、オーロラの色や動き、木星の象徴である「大赤斑」を含む構図など、科学的に可能な限り正確なレンダリングを追求しました。

また、制作にはイギリスのアーティストも参加し、Google の AI ツール「Imagen」がアートディレクションの補助として活用されました。AI は直接画像を生成するのではなく、アイデアを視覚的に探ったり、アートの方向性を定めたりするために使われた点が特徴です。

Chromebook Plus 向けに 4 つの壁紙とスクリーンセーバーが登場

今回リリースされたのは、惑星の昼、夜、日の出、日の入りの時間帯に合わせた 4 種類の壁紙と、アニメーション付きのスクリーンセーバーです。壁紙は、ユーザーがいる場所 (地球上) の現地時間に合わせて自動的に変化する機能を備えています(そのため、壁紙の設定に 4 種類表示されているわけではない)。

アニメーションスクリーンセーバーでは、回転する惑星の上を影が動き、背後の宇宙空間では星々が流れ、南半球の極では炎のようなオーロラが揺らめく様子が描かれています。

この新しいコレクションは、まず「Lenovo Chromebook Plus Gen 10」でのみ提供されます。このモデルに搭載されている OLED フル HD ディスプレイは、高いコントラストと鮮やかな色彩表現に優れており、宇宙のテーマを表現するのに最適だとされています。

現時点では限られたデバイスでのみ利用可能ですが、将来的には多くの Chromebook で利用可能になることが期待されます。なお、すでに実機では設定することができます。詳細や設定方法については以下の記事をご覧ください。

出典: Google

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Technical Writer

月間平均130万PVの当サイトを8年以上運営している 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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