多くの Android ユーザーにとって標準のキーボードアプリである Gboard の設定画面も、Material 3 Expressive デザインを導入する準備を進めていることが明らかになりました。
この情報は Android Authority の AssembleDebug 氏が報告したものです。同氏は Gboard のベータ版 v15.7.3 の APK を解析し、設定画面を刷新するためのコードを発見しました。さらに、実際にこの変更を有効化し、具体的な変更点を確認しています。
カードスタイル UI を採用した新しい設定画面
Android 版 Gboard アプリの設定画面も、他の Google サービスアプリと同様にカードスタイルの UI を全面的に採用していることが確認されました。また、今回の変更は単なるデザイン刷新だけでなく、いくつかの設定項目が再配置され、その説明文も新しくなる予定です。

さらに、この新しいデザインは現在のところ Android Canary と Android 16 QPR1 Beta 3 でのみ有効化できたとのことです。Android 15 のビルドで有効化を試みたところ、Gboard アプリがクラッシュしたことから、この機能が正式にリリースされる際には、Android 16 以降の OS が必須となる可能性があります。

まとめ
Gboard の設定画面への Material 3 Expressive デザインのカードスタイル UI が導入されることで、各設定項目を視覚的に分離し、認識しやすくするメリットがあり、見た目だけでなく、操作性の向上も期待されます。
この機能はまだ開発段階であり、いつリリースされるかはまだ分かりませんが、Gboard がより使いやすくなるかもしれません。