現在、MediaTek が開発中とされる未発表プロセッサ「MT8189」を搭載する開発ボード「Skywalker」からは、すでに 6 つの開発ボードが登場しています。
今回、さらに新たに 2 つの機種が追加されたことが報告されました。
新たに 2 つの開発ボードが追加
Chromium Gerrit の最新情報によると、新たに「Tarkin」と「Phasma」という 2 つの開発ボードが「Skywalker」ファミリーに追加されたことが明らかになりました。
これにより、MT8189 を搭載するデバイスは合計で 8 機種に達したことになります。

これまでの「Obiwan」、「Luuke」、「Yoda」、「Anakin」、「Quigon」、「Baze」といったボード名に続き、今回もスター・ウォーズのキャラクター名が採用されています。
これまで MediaTek 製のプロセッサを搭載した Chromebook のベースボードからは、市場に登場するのは 1 〜 2 機種程度でした。唯一、MediaTek Kompanio 520 は例外的でしたが、今回のように 8 機種ものデバイスが開発されていることは初めてです。
これほど多くのデバイスが開発されていることは、ARM 搭載 Chromebook にとって非常に良いニュースです。製品が発売される際には、この新しい ARM チップを搭載した多様な選択肢が登場することがほぼ確実と言え、クラムシェル、コンバーチブル、タブレットといった様々なフォームファクタのデバイスが複数のメーカーから登場することが期待されます。
まとめ
MediaTek MT8189 の正確な仕様はまだ不明ですが、型番の繰り上がり方から現在でも優れた性能を持つ Kompanio 838 の後継と予想され、大幅な性能向上が期待されています。
開発中のボードがすべて製品化されれば、「Skywalker」シリーズは、これまでで最も多くの派生モデルを生み出す ARM ベースの Chromebook 開発プラットフォームとなります。
今後、これら8機種(あるいはそれ以上)に関する情報が入り次第、改めてお伝えしていきます。
出典: Chrome Unboxed