Samsung は、Android 16 をベースにした最新の「One UI 8」のベータプログラムを、Galaxy S24 シリーズなどの既存モデルへ拡大することを発表しました。また、安定版の正式リリースは 2025 年 9 月以降から順次開始される予定であることも明らかにしました。
One UI 8 ベータプログラムの対象機種が拡大
Samsung は 2025 年 5 月に Galaxy S25 シリーズで One UI 8 のベータプログラムを開始していましたが、今回その対象機種を拡大することを正式に発表しました。
来週から対象となるデバイス
来週から、以下のデバイスでベータプログラムへの参加が可能になります。
- Galaxy S24
- Galaxy S24+
- Galaxy S24 Ultra
- Galaxy Z Fold 6
- Galaxy Z Flip 6
9 月から対象となるデバイス
さらに 9 月からは、より多くのデバイスがベータプログラムの対象となります。
- Galaxy S23 シリーズ
- Galaxy Z Fold 5
- Galaxy Z Flip 5
- Galaxy A55 / A54
- Galaxy A36 / A35
ベータプログラムは、韓国、米国、英国、インドで提供され、参加を希望するユーザーは Samsung Members アプリから登録できます。
One UI 8 安定版のリリースは 2025 年 9 月以降
Samsung は、One UI 8 の安定版を 2025 年 9 月から順次リリースすることを明らかにしました。
最初に Galaxy S25 シリーズから提供が開始され、その後ベータプログラム参加者からのフィードバックを反映した上で、他の対象デバイスへ展開される予定です。ベータ版のスケジュールを考慮すると、広範囲のデバイスへの展開は 9 月中旬から下旬以降になる可能性があります。
One UI 8 の主な特徴
One UI 8 は、Galaxy AI などの機能をさらに向上させるためのアップデートです。公式発表によると、以下のような特徴があります。
- 高度なマルチモーダル機能: ユーザーの状況をリアルタイムで理解し、より自然な対話をサポートします。
- Google Gemini との連携: Galaxy Buds3 または Buds3 Pro と組み合わせることで、音声やイヤホンの長押しで Gemini を起動できます。
- 生産性と効率性の向上: 様々なデバイスのフォームファクタに合わせて最適化され、パーソナライズされた提案を行います。
One UI 8 Watch も展開予定
スマートウォッチ向けの One UI 8 Watch についても、今年後半に Galaxy Watch 8 シリーズおよび Galaxy Watch Ultra 以外のモデルへ展開される予定です。これにより、より多くのユーザーが新しい健康機能や刷新されたインターフェースを利用できるようになります。
まとめ
One UI 8 ベータプログラムの拡大により、より多くの Galaxy ユーザーが Android 16 ベースの新機能をいち早く体験できるようになります。安定版のリリースも 9 月に予定されており、正式なアップデートが近づいています。
しかし、残念ながら今回のベータプログラムの対象国に日本は含まれていません。日本の Galaxy ユーザーは、9 月以降に予定されている安定版の正式リリースを待つことになります。
とはいえ、日本国内における One UI のアップデート展開ペースは諸外国に比べるとやや遅いため、おそらく海外で利用可能になってから、さらにしばらく待つ必要があると思われます。