Google Meet のコンパニオンモードに、会議室への参加とチェックインを自動化する新機能が追加されました。
Google Meet ハードウェアデバイスを検知すると、参加前の画面でコンパニオンモードの入り口がハイライトされ、ユーザーはよりスムーズに会議室へのチェックインを完了できるようになります。
会議室への参加を自動で検知・チェックイン
今回のアップデートにより、Google Meet ハードウェアが設置された会議室に近づくと、スマートフォンの Meet アプリの参加前画面 (グリーンルーム) でコンパニオンモードの入り口がハイライト表示されるようになります。
ユーザーがそのボタンからコンパニオンモードで会議に参加すると、自動的にその会議室にチェックインが完了します。

さらに、ダイナミックタイル機能が有効になっている場合は、「Face Match」 を使用して顔を識別し、会議室の名前ではなく個人の名前をタイルに表示するよう促されます。
もし近接検知による自動チェックインが機能しない場合でも、従来通り通話に参加した後に手動でチェックインすることも可能です。
管理者向け設定
管理者向けには、管理コンソールに「近接検出」デバイス設定が追加されます。管理者は、特定のGoogle Meetハードウェアデバイスで近接検出を有効または無効にするための詳細な制御が可能になります。
近接検出はデフォルトでオンになっていますが、管理者は管理コンソールから以下の手順で設定を変更することができます。
- デバイスリストページから:メニュー > [デバイス] > [Google Meet ハードウェア] > [デバイス] > [デバイスリストのデバイスのチェックボックス] > 設定 > [近接検出エントリ ポイント]
- デバイス設定ページから:メニュー >デバイス > Google Meet ハードウェア > デバイス> [デバイスを選択] > デバイス設定 > [近接検出エントリ ポイント]

展開スケジュールと対象ユーザー
この機能は、即時リリースおよび計画的リリースドメインの両方で 2025 年 8 月 4 日から最大 15 日間かけて段階的に展開される予定です。
対象となるのは、Google Meet ハードウェアデバイスを利用しているすべての Google Workspace ユーザーです。
まとめ
これまでのコンパニオンモードでは、会議に参加してから手動で会議室にチェックインする必要がありましたが、今回のアップデートでその手間が省けるようになります。特に急いでいるときや、複数のデバイス操作が煩わしいと感じていたユーザーにとっては、よりスムーズに会議を開始できる便利な改善と言えます。
ただし、Google Meet ハードウェアを利用していることが前提となるため、ある程度の規模で運用している企業などに有用な機能と言えます。