Google は、Android 16 を搭載したデバイスにおいて、Google Home アプリで発生していたルーティン作成・編集画面の表示に関するバグを修正したことを明らかにしました。この問題は数週間にわたって報告されていました。
ボタンが操作不能になる表示バグを修正
ここ数週間、Android 16 を実行しているデバイスで Google Home アプリを使用すると、ルーティンの作成および編集画面の UI が画面の端から端まで表示されてしまう問題が発生していました。
これにより、画面の上部や下部に配置されているボタンがシステムバーやナビゲーションバーの裏に隠れてしまい、操作できなくなっていました。
例えば、[自動化] タブか [+ (作成)] ボタンをタップして家のメンバーまたは個人用のルーティンを作成する際に、画面左上の閉じるボタンや右下の [保存] ボタンが見切れてタップできない状態でした。
さらに他の画面でも 3 点ドットメニューが表示されず、ページのタイトルもスマートフォンのフロントカメラ部分に隠れてしまうという問題も発生していました。これらの問題は筆者の Pixel 9 Pro (Android 16) でも例外ではありませんでした。

このため、ユーザーはアクションを保存するために画面を回転させるなどの回避策を講じる必要がありました。
バグの原因と修正の展開
この問題は 2025 年 6 月頃から発生しており、Android 16 が最新バージョンをターゲットとするアプリに対して、画面全体にコンテンツを表示する「edge-to-edge」表示を強制するようになったことに関連しているとみられます。
Google Home アプリのルーティン機能は Webビューで動作しているため、この部分のみが影響を受けていました。
今回の修正は、Google Home アプリのバージョン 3.37 で行われました。ただし、アプリのアップデート直後に問題が解決したわけではなく、サーバーサイドからのロールアウトによって修正が適用されたようです。
記事執筆時点では、Android 16 安定版で動作する筆者の Google Pixel 9 Pro と Gogole Home アプリ v3.37 で修正を確認しています。