Google が開発中の新機能「Search Live」において、UI (ユーザーインターフェース) の変更を進めていることが報告されました。
この情報は Android Authority によるもので、Google アプリの最新版 v16.29.53.sa.arm64 の APK 分析をしたところ、「Gemini Live」と同様のミニマルなオーバーレイ UI が準備されていることが明らかになりました。
Search Live と Gemini Live の共通点
Google は今年 5 月に開催された Google I/O で、画面上の情報を AI と対話しながら検索できる「Search Live」を発表しました。この機能は、Google の対話型 AI である「Gemini Live」と多くの機能やコンセプトを共有しています。
これまでにも、両機能で通話のような通知 UI がテストされていることが報じられており、GoogleがAI機能全体で一貫した機能の提供を目指していることが示唆されていました。
今回明らかになった新 UI
発見された新しい UI は、画面上に表示されるコンパクトなオーバーレイです。このオーバーレイには、「Live」アイコン、マイクアイコン、閉じるための「X」ボタンのみが表示される、非常にシンプルなデザインとなっています。
このデザインは、現在 Gemini Live 向けに開発が進められているオーバーレイとよく似ており、Google が AI 関連機能の UI 統一を図っている可能性が高いことを示しています。

ただし、報告によると現段階ではこのオーバーレイを表示させることはできたものの、まだ操作することはできないようです。これは、機能がまだ開発の初期段階にあることを示唆しています。しかし、Googleはすでに Gemini Live で同様のUIを開発しているため、Search Live への実装も比較的スムーズに進むと考えられます。
まとめ
Google が各 AI 機能の UI を統一しようとしている動きは、ユーザーが新しい機能に触れる際の学習コストを下げ、より直感的な操作を可能にするための戦略かもしれません。
とはいえ、現時点では日本語環境において検索の「AI モード」など一部の AI を活用した機能が展開されていないため、今後それらの展開とともに新機能に期待です。