Google の Pixel スマートフォンに搭載されている天気アプリ「Pixel 天気情報」の AI を活用した天気予報機能「AI お天気情報」が、これまで Pixel 9 シリーズ限定でしたが、Pixel 8 シリーズおよび Pixel 8a にも拡大されていることが報告されました。
これにより、より多くの Pixel ユーザーがオンデバイス AI による高度な予報機能を利用できるようになります。
Pixel 8 シリーズでも「AI お天気情報」が利用可能に
Pixel 天気アプリは、2024 年に Pixel 9 シリーズと共にリリースされました。その後、Pixel 6 シリーズまでアプリ自体の提供は拡大されたものの、デバイス上で直接生成される AI 予報機能は、最新のハードウェアを持つ Pixel 9 シリーズに限定されていました。
しかし、ここ数週間で Telegram ユーザーや Reddit の複数のユーザーから、Pixel 8 シリーズおよび Pixel 8a で 「AI お天気情報」が利用できるようになったとの報告がされています。
Pixel 8 シリーズと Pixel 8a には、オンデバイス AI モデルである Gemini Nano が搭載されており、この機能に対応する基盤は以前から整っていました。
利用には Gemini Nano の有効化が必要
この「AI お天気情報」を利用するには、いくつかの条件があります。まず、お使いの Pixel 8 または Pixel 8a の開発者向けオプションで、Gemini Nano を有効にする必要があります。また、最新の Gemini Nano モデルを実行している必要があり、報告によると、Pixel 天気アプリを起動した際に、Nano のアップデートが自動的に促される場合があるようです。
まとめ
Google からは、この機能を Pixel 8 シリーズと Pixel 8a に展開したことについて発表はまだありませんが、最新の AI 機能が旧モデルにも提供されることは、ユーザーにとって喜ばしいアップデートだと思います。
オンデバイス AI の活用がさらに広がることで、Pixel スマートフォンの利便性と価値が今後も高まっていくことが期待されます。