Samsung は 2026 年にリリースを計画している Galaxy S26 シリーズにおいて、RAM 容量を引き上げる可能性があることが報告されました。
この情報は調査会社 Macquarie Research による予測が元ですが、オンデバイス AI の普及が進む中、スマートフォンの性能、特に RAM 要件はますます重要になってくることもあり、可能性としてはあり得ない話ではなありません。
Galaxy S26シリーズは全モデル16GB RAMが標準に？
Macquarie Research のデータによると、Samsung は 2026 年初頭に登場する Galaxy S26 シリーズの全モデルに 16GB の RAM を標準搭載する可能性があると予測されています。この情報は、リーカーの @Jukanlosreve 氏によって共有されました。
このアップグレードが実現すれば、ベースモデルを含むすべての Galaxy S26 モデルで、より高度なオンデバイス AI 機能のサポートや、多くのアプリをバックグラウンドで快適に動作させるマルチタスキング性能の向上が期待できます。また、大容量 RAM を搭載する競合の中国メーカーに対しても、スペック面で追いつくことができるかもしれません。
これまでの RAM 搭載量の流れ
Samsung は、Galaxy S25 シリーズの一部のモデルで RAM 容量が据え置かれたことについて、ユーザーから批判を受けました。これに応える形で、次期モデルとなる Galaxy S26 シリーズでは 16GB RAM が標準搭載されると見られています。
現行モデルでは、Galaxy S25 Ultra の 16GB RAM 搭載モデルは韓国、中国、台湾といった一部の市場に限定されていました。それ以外の地域（日本を含む）では、Galaxy S25 Ultra を含めて 12GB RAM のみを搭載しています。
Galaxy S26 シリーズで全モデルに 16GB RAM が搭載されれば、多くのユーザーがパフォーマンスの改善と AI 活用がしやすくなることが期待できます。
Apple iPhoneとの比較
一方、同調査会社の予測では、Apple の iPhone は RAM 容量を 12GB に据え置くとしています。今年後半に登場予定の iPhone 17 シリーズで RAM のアップグレードが行われる可能性はありますが、ベースモデルは 8GB に留まる可能性も指摘されています。
著名なアナリストである Ming-Chi Kuo 氏は、2025 年に登場する iPhone 18 シリーズでさえ、全モデルが 12GB RAM を搭載するとの見方を示しており、Apple が RAM 容量の増加に対して比較的慎重であることがうかがえます。
単純なスペック比較では 16GB RAM を搭載する Galaxy S26 が優位に見えるかもしれません。しかし、OS の最適化などにより、実際のマルチタスキング性能では iPhone が上回る可能性も示唆されています。
まとめ
今回は Samsung が 2026 年にリリースが予想される Galaxy S26 シリーズで、ようやく RAM 容量を 16GB RAM に引き上げる可能性が出てきました。しかし、今回も調査会社による予測が元となっており、Samsung の公式情報や、認証などによる信頼できる情報ではありません。
とはいえ、現行の Galaxy S25 シリーズで 16GB RAM が期待されたものの 12GB に抑えられたことは、ユーザーとしては肩透かしを食らった気分です（筆者は Galaxy S25 Ultra を購入していますが）。
中国メーカーなどでは、ゲーミングスマートフォン以外にもすでに 24GB RAM を搭載するモデルが登場するなど、RAM 搭載量については Samsung は出遅れています。来年の Galaxy S26 シリーズで少しでも追いつくことに期待ですね。
