Workspace 向け Gemini モバイルアプリで Deep Research 機能が利用可能に

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Google Gemini モバイルアプリのアイコン

Google は、Workspace ユーザー向け Gemini モバイルアプリにおいて、Deep Research 機能が利用可能になったことを発表しました。この機能は、2025年2月に Web 版 Gemini で Google Workspace ユーザー向けに提供が開始されていましたが、この度モバイルアプリにも展開されました。

目次

Deep Research 機能とは

Deep Research は、複雑なトピックについてユーザーに代わって調査を行い、その結果を包括的で読みやすいレポート形式で提示する機能です。従来、数時間を要していたようなリサーチ作業を、AI に任せることができ、早ければわずか数分で完了させることが可能になります。これにより、ユーザーは情報収集にかかる時間を大幅に短縮し、より本質的な業務に集中できるようになります。

Gemini モバイルアプリの Deep Research 選択画面
Gemini モバイルアプリの Deep Research 選択画面

記事執筆時点における、Workspace ユーザー向けの Deep Research では Gemini 2.5 Pro Experimental を利用できます。

モバイルアプリでの利用と対象ユーザー

今回のアップデートにより、Workspace ユーザーも外出先などでも手軽に Gemini モバイルアプリから Deep Research 機能を利用できるようになりました。この機能は、Gemini アプリへのアクセス権を持つすべての Google Workspace ユーザーが対象となります。即時リリースドメインおよび計画的リリースドメインへの展開はすでに完了しています。

なお、注意点として「仕事用のみ」として設定されているスマートフォンでは Gemini モバイルアプリを利用できますが、「個人用と仕事用」の両方を設定しているスマートフォンでは、「仕事用プロファイル」での Gemini アプリが利用できないことに注意してください。仕事用プロファイルを併用している場合には、Web 版をご利用ください。

ただ、記事執筆時点(2025 年 5 月 4 日)では筆者の Google Workspace アカウントで Deep Research が表示されているものの選択できませんでした。管理コンソール上では許可されているため問題はないはずですが、もしかしたらアカウントやデバイスによっても差があるかもしれません。

出典: Google Workspace Updates

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Technical Writer

月間平均130万PVの当サイトを8年以上運営している 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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