ASUS は昨年の Zenfone 11 Ultra の後継機種となる Zenfone 12 Ultra を、予告通り2025年2月6日に海外市場で発表しました。なお、現時点では台湾、香港、ヨーロッパで販売を開始しますが、米国や英国、またはそれ以外の地域についてはリリースされるか明らかにされていません。
Zenfone 12 Ultra はゲーミングスマートフォンの ROG Phone 9 シリーズをベースにして構築されています。そのため、多くの共通点はありますが、デザインを含めて落ち着いておりゲーム向けの機能などは搭載されていません。
![](https://helentech.jp/wp-content/uploads/2025/02/ASUS-Zenfone-12-Ultra-Release1.webp)
ASUS Zenfone 12 Ultra には、高輝度 1,600nits / ピーク輝度 2,500nits の 144Hz LTOP OLED ディスプレイ、Snapdragon 8 Elite チップセットを搭載します。なお、台湾以外では 16GBRAM と 512GB ストレージの単一モデルとなっています。
バッテリーは 65W 有線充電と 15W Qi ワイヤレス充電に対応した 5,500mAh を搭載し、リアカメラはジンバル OIS 付きの 50MP LYT-700 メインカメラ、13MP 超広角カメラ、32MP 3倍光学望遠カメラを搭載し、フロントカメラは 32MP となっています。このあたりの仕様は、ROG Phone 9 Pro と変わりません。
また、様々な AI カメラ機能も含まれており、AI トラッキングや自動ズーム、不要な被写体を削除する機能(消しゴムマジックのような)、AI ぼかし除去、アクションパンスタイルモード、動画のバックグラウンドノイズ除去などを利用することができます。
さらに AI 機能に関して、 Zenfone 12 Ultra のデバイス上で実行される Meta Llama 3 8B AI モデルは、このデバイスが世界初搭載のスマートフォンであるとしており、NPU を介して要約機能に使用されているようです。この他にも、通話翻訳、記事や文書の要約、写真のセマンティック検索、文字起こし、複数話者の識別・翻訳・要約などを備えたレコーダーアプリなどもあります。
面白い機能を搭載していますが、一方でアップデートポリシーは短く、OS のアップグレードは2回、セキュリティパッチは5年間提供するとしています。
本日からヨーロッパで販売を開始し、台湾でも翌日から販売を開始します。
スペック
OS | ZenUI based Android 15 |
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ディスプレイ | 6.78インチ 2,400×1,080 AMOLED LPTO 1-144Hz リフレッシュレート 最大2,500nits Gorilla Glass Victus 2 |
CPU | Snapdragon 8 Elite |
RAM | 16GB LPDDR5X |
内部ストレージ | 512GB UFS4.0 |
外部ストレージ | – |
リアカメラ | 50MP メイン(LYT-700) 13MP 超広角 32MP 望遠 * メインは6軸ハイブリットジンバルスタビ |
フロントカメラ | 32MP |
バッテリー | 5,500mAh 65W 有線急速充電 15W ワイヤレス充電 |
ポート | USB-C ×1 3.5mm オーディオジャック |
ネットワーク | 5G Wi-Fi 7 Bluetooth 5.3 NFC |
その他 | IP68 防塵・防水 画面下指紋センサ |
サイズ | 163.8×77×8.9mm |
重さ | 220g |