Google Cloud Japan の公式ブログにて、ChromeOS と Google Workspace、Android における日本語環境の改善の一環として ChromeOS 123 で新しく日本語フォントの「IPAmj明朝フォント」が追加されたことを発表しました。
なお、記事執筆時点では ChromeOS 123 はまだ展開されていません。リリースは2024/04/02の予定ですので、数日以内には展開されるはずです。
今回追加された日本語フォント「IPAmj明朝フォント」は、人名の表記等で細かな字形の差異を特別に使い分ける必要のある業務等での活用を想定した約6万字を収録したフォントとなります。地方自治体や教育機関など人名を多く扱うユーザーから長らく要望があったとしており、ChromeOS 言語パック機能のリリースにより日本語環境でこのフォントがインストールできるようになったとしています。
新しいフォントを利用するためには、chrome://settings/fonts をブラウザのURLバーに入力するか、Chrome ブラウザを立ち上げて[︙]から[設定] > [デザイン] に移動して Chrome の[フォントをカスタマイズ]を開きます。
その後、「標準フォント」、「Serif フォント」、「Sans Serif フォント」を [IPAmjMincho] に変更します。これで新しい「IPAmj明朝フォント」で表示できるようになります。
なお、事前に Chromebook の[設定] > [システム環境設定] > [言語] のページの[ウェブサイトの言語]に日本語が追加されていることを確認しておきましょう。
この他にIPAmj明朝フォントに対応した異体字の入力方法として、Chromebookではコピー&ペースト、文字コードからの入力、ターミナルからのコマンド入力、ユーザー辞書の利用が紹介されています。
さらに Google Noto Fonts シリーズに新たに Noto Serif 変体仮名フォントが追加でリリースされたことや日本語入力の精度向上などが行われたことも伝えています。
詳細については Google Cloud Japan 公式ブログをご確認ください。