先月から「ゲーミングChromebook」という立ち位置と言える新機種が投入される可能性が示されていましたが、GoogleはASUS、Lenovo、Acerと連携してクラウドゲーミング向けの新しいChromebookを3機種発表しました。
このうちASUSとLenovoの2機種はすでに情報の出ているモデルで、「ASUS Chromebook Vibe CX55 Flip (CX5501)」、「Lenovo IdeaPad Gaming Chromebook」、そしてAcerからは「Acer Chromebook 516 GE」が登場しています。
ASUS Chromebook Vibe CX55 Flip (CX5501)
こちらは9月中旬に米国Amazonに掲載されていたモデルで、どうやら「ASUS Chromebook Vibe CX55 Flip (CX5501)」という名称に変更されたようです。
スペックについては前回の記事を参考にしていただければと思いますが、大まかに以下のようなスペックとなります。
- 15.6インチ フルHD タッチスクリーン
- コンバーチブルモデル
- 144Hzリフレッシュレート
- Core i5-1135G7
- 16GBRAM / 256GB PCIe SSD
- Wi-Fi 6 / BT 5.0
- USB-C ×2、USB-A、HDMI、microSDカードスロット
- バックライトキーボード
- USIペンサポート
- 357.6 × 240.7 × 1.85mm
- 1.95kg
モデルとして特長的なことはChromebookでは初となる144Hzリフレッシュレートをサポートしている点です。価格は現時点で明らかにされていませんが、今月後半に発売予定としています。
Lenovo IdeaPad Gaming Chromebook
こちらも先月末にリリースが示唆されていましたが、Lenovoの「IdeaPad Gaming Chromebook」も正式発表となりました。
スペックの詳細は以前の記事でもまとめていますが、大まかなスペックをピックアップして紹介しておきます。
- 16インチ 2560×1600 IPS タッチスクリーン
- 120Hzリフレッシュレート
- Core i3-1215U / i5-1235U
- 8GBRAM
- 128GB eMMC / 256GB〜512GB PCIe SSD
- Wi-Fi 6E / BT 5.0
- USB-C ×2、USB-A ×2、HDMI、microSDカードスロット
- RGBバックライトキーボード
- 最大11時間バッテリー
- 599ドルから
こちらは価格が599ドルからとなっていて、販売時期はASUSと同じく今月後半からとなっています。
Acer Chromebook 516 GE
最後にAcerがリリースするゲーミングChromebookは「Acer Chromebook 516 GE」というモデルで、上2つのモデルよりもさらにハイスペックを選択できるようになっています。
現在確認できるスペックは以下のとおりです。
- 16インチ 2560×1600 100%sRGB IPS
- 120Hzリフレッシュレート
- Core i5-1240P / i7-1260P
- 8GBRAM / 16GBRAM
- 最大256GB PCIe NVMe SSD
- HDウェブカメラ
- RGBキーボード、アンチゴーストテクノロジー
- Wi-Fi 6E / Bluetooth 5.2
- USB-C×2、USB-A、HDMI、Ethernet
- 最大9時間バッテリー
- 650ドルから
こちらは649.99ドルから発売され、ASUSとLenovoと同じく今月後半から米国で販売開始となります。
Googleが今回発表したこれらのモデルは「第1世代」と呼ばれていることから、今後もクラウドゲーミングを主軸にしたゲーミングChromebookが登場する可能性は非常に高いと思います。また、Steam for ChromeOSのようなローカルでプレイできるゲームサービスも展開されていくと考えれば、グラフィックボードを搭載するいわゆるハイエンドゲーミングChromebookの登場も期待されます。