Google の次期ミッドレンジスマートフォン「Google Pixel 10a」に関する新たなスペック情報がリークされました。
この情報は Telegram の Mystic Leak によるもので、Pixel 10a はプロセッサなどは Pixel 9a から据え置きとなり、新機能も含めて大きな変更点が見られない可能性を示唆されています。
Pixel 10a のリークされたスペック
今回のリークによると、Pixel 10a の主なスペックは次のようになります。
- プロセッサ: Tensor G4 (Pixel 9a から据え置きの見込み)
- ストレージ: UFS 3.1 (Pixel 9a と同規格)
- カメラ: 望遠レンズなし
- ディスプレイ輝度: 2000 nits (200 nits 向上)
- 新機能: マジックサジェスト非搭載 (現時点)


性能向上は限定的か
リークされた情報に基づくと、Pixel 10a はマイナーアップデート、あるいはほぼ変更なしのモデルとなる可能性が高まっています。
廉価モデルである Pixel a シリーズは、これまで上位モデルと同じ最新プロセッサを搭載することが大きな特徴でした。
しかし、今回の情報が正しければ、Pixel 10a は Pixel 9a に搭載される見込みの Tensor G4 から据え置きとなり、処理性能の向上は見込めません。ストレージ規格も同様に据え置きとなるようです。
とはいえ、今年初めにも Google がコストダウンのために Pixel 10a のプロセッサを据え置きにする可能性が示唆されていたため、今回のリークはそれを裏付ける内容と言えます。
カメラについても、ミッドレンジモデルとして望遠レンズの搭載は見送られる見込みです。
唯一の改善点として挙げられるディスプレイの輝度向上も、体感できるほどの大きな差ではない可能性があります。全体として、ハードウェアやソフトウェア面での大きな進化は期待しにくい状況です。
Pixel 10 シリーズの新機能も限られる可能性
さらに Pixel 10 シリーズで導入された AI を活用した新機能「マジックサジェスト」については、Google が新しい「Tensor G5」と「Gemini Nano」を活用してると紹介していました。そのため、一世代前の Tensor G4 を搭載する Pixel 10a では利用できない可能性が高いと考えられます。
ただし、この機能の利用については今後変わる可能性があり、Pixel 10 シリーズ以外にも展開された場合には、Pixel 10a でも利用できる可能性も残されています。
まとめ
今回のリーク情報が正しければ、Google Pixel 10a はプロセッサ性能を含め、Pixel 9a からほとんど進化しないモデルとなる可能性が出てきました。
ディスプレイのわずかな改良を除き、ユーザーが変化を感じられる要素は非常に少ないかもしれません。一方、以前のエンジニアリングサンプルとされるパーツのリークによれば、背面パネルの LED フラッシュの位置が変更される可能性はあるかもしれません。
なお、これらの情報はあくまでリーク段階のものであり、正式な発表とは異なる可能性がある点にご注意ください。
出典: Telegram