Android スマートフォンをダークモードに設定しているにもかかわらず、Google アプリ内でリンクを開くと上部のアドレスバーが白く表示されるという問題が、一部のユーザーから報告されています。
この不具合は Google アプリ内のブラウザに限定されているようです。
ダークモード設定を無視するトップバー
多くのユーザーが、システムのダークモード設定に関わらず、Google アプリで検索結果などのリンクを開くと、画面上部のアドレスバーだけが明るい白色で表示される現象に遭遇しています。

Reddit や Google のヘルプコミュニティでは、「目に不快」、「暗い場所で眩しい」といった声が上がっており、意図しない明るい表示がストレスになると指摘されています。
Google アプリ内ブラウザ限定の問題か
この現象は、Google アプリに組み込まれたブラウザ(Chrome WebView)を使用した場合にのみ発生しているようです。
Pixel 9 Pro XL ユーザーの報告によると、同じリンクを Gmail や Chrome ブラウザから開いた場合には、トップバーも正しくダークモードで表示されるとのことです。
このことから、Chrome ブラウザや WebView システム全体の不具合ではなく、Google アプリとの連携部分に原因があると考えられます。
実際に筆者も確認したところ、Chrome ブラウザから開いた場合には正しくトップバーにダークモードが反映されますが、Google アプリの組み込みブラウザの場合は、ライトモードのままとなっていました。


一般的な解決策では改善せず
報告されたユーザーの多くが、キャッシュのクリアやアプリのアップデート削除、設定の切り替えなどを試しましたが、いずれも効果はなかったようです。
また、chrome://flags メニューでダークモードを強制的に有効にする方法もありますが、これは Chrome 本体にのみ適用されるため、Google アプリ内のブラウザ表示には影響しません。
現状の回避策
現時点で、この不具合に対する根本的な解決策は確認されていません。
目の負担を避けたい場合は、Google アプリ内で直接リンクを開かず、リンクを長押しして「Chrome で開く」などのオプションを選ぶことで、ダークモードを維持した状態で閲覧できます。
やや手間はかかりますが、修正が行われるまでの一時的な対策となりそうです。
この問題は、今後の Google アプリのアップデートで改善されることが期待されます。
出典 : PiunikaWeb