日本ではあまりメジャーではありませんが、米国の教育向けではわりと知られているCTLから「Chromebook NL71」シリーズのCPUアップグレード版を米国市場で5機種発表しました。
基本的なデザインなどは共通していて、タッチスクリーンやスタイラスペンの有無など僅かな変化になっています。
スペック
NL71CT/CTX | NL71TW/TX-X2 | |
ディスプレイ | 11.6インチ IPS 1,366 × 768 |
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CPU | Celeron N4020 | Celeron N4120 |
RAM | 4GB | 4GB 8GB |
内部ストレージ | 32GB | 32GB 64GB |
外部ストレージ | microSD | |
カメラ | あり |
1MPフロントカメラ
5MPリアカメラ |
ポート | USB-C ×1 USB-A ×2 HDMI ×1 イヤホンジャック ×1 |
USB-C ×2
USB-A ×2 イヤホンジャック ×1 |
ネットワーク | Wi-Fi 802.11ac Bluetooth 5.0 |
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バッテリー | 最大12時間 | |
スタイラスペン | – |
Wacom EMRスタイラスペン(別売)
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その他 | 70cm落下テスト 外れ防止キー キャリーハンドル |
70cm落下テスト
外れ防止キー キャリーハンドル |
重さ | CT: 1.11kg CTX: 1.29kg |
TW: 1.29kg TW-X2: 1.59kg |
スペックについてはこのようになっています。
2020年のスタンダード…となるかは微妙なところですが、性能面で言えば2019年の多く採用されているCeleron N4000と大きく変わらないものとイメージしてもらえればよいと思います。
CTLのChromebookは、独自基準の堅牢性と有していて、さらに本体の堅牢性を高める外装(ケース)をオプションで選択できるため、とにかく丈夫な機種を選択したい場合には面白い選択になると思います。
ちなみに、いままで一部のモデルは天板部分がホワイトボードとして利用できるオプションがありましたが、どうやら「CTL NL71TW」がスタイラスペンに対応したことによって、そうでないモデルもホワイトボードオプションが選択できなくなったようです。
せっかくユニークなモデルだったのに、ここに来て良くも悪くも普通のChromebookとなってしまったみたいですね。
ちなみに構成と価格ですが、以下のようになっています。
CPU | RAM | ストレージ | 機能 | 価格 | |
NL71 | N4020 | 4GB | 32GB | – | 269ドル |
NL71CT | N4020 | 4GB | 32GB | タッチスクリーン | 299ドル |
NL71T | N4020 | 4GB | 32GB | タッチスクリーン 360度ヒンジ | 339ドル |
NL71TW(1) | N4120 | 4GB | 32GB | タッチスクリーン 360度ヒンジ EMRスタイラス | 379ドル |
NL71TW(2) | N4120 | 8GB | 64GB | タッチスクリーン 360度ヒンジ EMRスタイラス | 399ドル |
日本では正規販売していないモデルですので、多くの方にはあまり関係のないモデルだとは思いますが、海外ではこういった教育機関向けのモデルも存在しているんだという感じで見て貰えればよいかと思います。
興味のある方は、CTLの公式サイト(英語)をチェックしてみてください。