CES 2021にて、ついにASUSから「Chromebook CX9」、「Chromebook CX5 (C536)」、「Chromebook Flip CM5」という3つの新しいChromebookが発表されました。
そのうち2つはインテル第11世代のTiger Lakeプロセッサを搭載し、もう一つはAMD Ryzenプロセッサを搭載するASUS初のChromebookとなります。
以下にそれぞれの機種のスペックを紹介していきます。
ASUS Chromebook CX9(CX9400) のスペック
まずはインテル第11世代CPUを搭載し、Windowsを搭載した「ExpertBook B9」のChrome OSモデルというべきプレミアムな「ASUS Chromebook CX9」です。
ASUS Chromebook CX9 (CX9400) | |
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ディスプレイ | 14インチ 広視野角 1,920 × 1,080 sRGB 100%(or Pantone) |
CPU | Core i5-1135G7 Core i5-1145G7 Core i7-1185G7 |
RAM | 8GB / 16GB |
内部ストレージ | 128GB M.2 NVMe PCIe 3.0 SSD 1TB + 1TB M.2 NVMe PCIe 3.0 SSD 2TB + 2TB M.2 NVMe PCIe 3.0 e RAID1 SSD 1TB M.2 NVMe PCIe 3.0 SSD 1TB + 1TB M.2 NVMe PCIe 3.0 RAID0 SSD 1TB + 1TB M.2 NVMe PCIe 3.0 RAID1 SSD |
外部ストレージ | microSD |
拡張スロット | 2x M.2 2280 PCIe 3.0×4 |
Webカメラ | 720pHD プライバシーシャッター |
ネットワーク | Bluetooth 5.0 Wi-Fi 6 |
ポート | USB-C ×2(or TB 4 ×2) USB-A ×1 HDMI ×1 |
その他 | 指紋センサ MIL-STD810H (USIスタイラスサポート) |
サイズ | 厚み16mm |
重さ | 約1kg |
これぞ紛うことなきハイエンドChromebookというくらいに詰め込まれた、14インチの「ASUS Chromebook CX9(CX9400)」です。
14インチのフルHDで広視野角(IPS相当)、重さわずか1kgのマグネシウムボディ、MIL-STD810H準拠の堅牢性、インテル第11世代のCore i5/i7採用、拡張スロット付きストレージ、Thunderbolt 4、HDMIあり、指紋センサ等々、これまで求めていた機能すべてが備えられていると言っても過言ではないですね。
ただ、コンバーチブルではなくクラムシェルであるのが人によって際どいところかもしれません。
現時点では価格と発売日に関しては明らかになっていませんので、結局はそこ次第になりますが期待したいと思います。
ASUS Chromebook Flip C536(CX5)
続いて、事前にペンの対応機種で名バレしていた15.6インチのハイエンド「ASUS Chromebook Flip C536(CX5)」です。
このモデルは地域によって名称が「C536」か「CX5」と異なるようです。
ASUS Chromebook Flip C536(CX5) | |
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ディスプレイ | 15.6インチ 広視野角 1,920 × 1,080 |
CPU | Core i3-1115G4 Core i5-1135G7 Core i7-1165G7 |
RAM | 8GB / 16GB |
内部ストレージ | 128GB M.2 NVMe PCIe 256GB M.2 NVMe PCIe 512GB M.2 NVMe PCIe |
外部ストレージ | microSD |
Webカメラ | 720p |
ネットワーク | Wi-Fi 6 Bluetooth 5 |
ポート | USB-C ×2 USB-A ×1 HDMI ×1 |
バッテリー | 最大12時間 |
その他 | USIスタイラスサポート MIL-STD810H |
サイズ | 357.6 x 240.8 x 18.5mm |
重さ | 1.89g |
15.6インチにテンキー付きと大型Chromebookですが、2-in-1のコンバーチブルでUSIスタイラスペンをサポートしているモデルです。
性能面では、インテル第11世代のCore i3~i7と最大16GBRAM、最大512GB NVMeストレージを搭載しますので、ハイエンドモデルとして十分過ぎるものとなっています。
「Flip C536(CX5)」は、「CX9」のビジネスやプロ向けというよりも、新しいCPUのおかげで向上したグラフィックス性能を活用して、エンターテイメントやゲーム用途としても使いやすいバランス型のモデルという立ち位置のようです。
もちろん置いて使うChromebookとしては、ビジネスでも学校でも素晴らしい性能ですので、それだけでも価値があると思います。
こちらも価格と発売時期については明らかとされていません。
ASUS Chromebook Flip CM5
最後に、ASUS初のRyzenプロセッサ搭載Chromebookとなる「ASUS Chromebook Flip CM5」です。
ASUS Chromebook Flip CM5 | |
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ディスプレイ | 15.6インチ 広視野角 1,920 × 1,080 グレア |
CPU | Ryzen 3 3250U Ryzen 5 3500U |
RAM | 4GB / 8GB / 16GB |
内部ストレージ | 64GB eMMC 128GB M.2 NVMe PCIe SSD 256GB M.2 NVMe PCIe SSD 512GB M.2 NVMe PCIe SSD |
外部ストレージ | microSD |
Webカメラ | 720p HD |
ネットワーク | Wi-Fi 6 Bluetooth 5 |
ポート | USB-C ×2 USB-A ×1 HDMI ×1 |
バッテリー | 最大10時間 |
その他 | USIスタイラスサポート MIL-STD810H バックライトキーボード |
サイズ | 357.6 x 240.8 x 18.5mm |
重さ | 1.89kg |
こちらも15.6インチにテンキー付きのモデルとなりますが、WASDキーの周りにオレンジ色でカラーが縁取られたり、パームレスト部分も変更されるなどゲーム向きのデザインになっています。
プロセッサには、グラフィックス性能に定評のあるRyzen 3 / 5を採用し、最大16GBRAM、最大512GB NVMeストレージを搭載していますので、ゲームはもちろん普段使いでもビジネスでも十分に対応できます。
ただ、「CM5」のみ4GBRAMと64GB eMMCストレージ搭載モデルが選択できるようになっているため、今回のモデルの中では低価格帯の選択肢としての役割もありそうです。
なお、こちらも価格と発売時期については明らかにされていません。
ということで、CES 2021にてASUSが発表した3つのChromebookを紹介しましたが、どのモデルも非常にユニークかつ実用的に考えられたモデルだと思います。
発売時期と価格は明確にされていないものの、今後数週間で登場すると言われていますので、期待して待ちたいですね。
なお日本国内で販売されるかわかりませんが、これまでの経緯を考えると遅れて「CX9」と「CX5(C536)」は登場しそうな気がします。