Google は 2026 年 2 月 13 日(現地時間)、次期 OS に向けた最初のベータ版となる「Android 17 Beta 1」をリリースしました。
今回の Android 17 では開発プロセスが変更され、リリーススケジュールが大幅に前倒しされました。開発者向けの API やアプリの動作が確定する「プラットフォーム安定版」は 3 月に、一般ユーザー向けの安定版リリースは 2026 年 6 月に予定されています。
開発者プレビューが廃止され「Canary」へ移行
Android 17 では、これまで毎年の最初のステップとして提供されていた「Developer Preview(開発者プレビュー)」が廃止されました。代わりに、昨年から導入された「Android Canary」チャンネルがその役割を担うことになりました。
従来の Developer Preview は手動での導入が必要でしたが、Canary チャネルへの移行により、開発者や早期導入層は OTA(Over The Air)アップデートで常に最新のビルドを受け取れるようになります。
Google によれば、この変更によるメリットは以下の通りです。
- アクセスの高速化: 内部テストをパスした機能が即座に Canary に反映されるため、四半期ごとのリリースを待つ必要がない
- 安定性の向上: Canary での早期テスト(バトルテスト)を経ることで、Beta 版としてリリースされる時点では、より洗練された状態になる
- テストの容易化: 手動フラッシュが不要になり、CI ワークフローへの統合も容易に
これまでのサイクルでは 11 月や 12 月にプレビュー版が出ていましたが、今回は常時利用可能な Canary チャンネルによって、開発段階からシームレスに Beta 1 へ移行しています。
6 月の正式リリースに向けたスケジュール
Google が公開した Android 17 の開発タイムラインは以下の通りです。
- 2026 年 2 月: Beta 1 (今回リリース)
- 2026 年 3 月: プラットフォーム安定版 (SDK/NDK API 確定)
- 2026 年 4 月〜5 月: ベータ版の更新(バグ修正や最終調整)
- 2026 年 6 月: 正式版/安定版リリース (Android 17 Stable)

来月 3 月の時点でアプリの動作に関わる仕様がほぼ確定する「プラットフォーム安定版」に到達し、従来よりも早いペースで進行します。
また、Android 17 Beta 1 を適用した Android ベータ プログラム参加ユーザーは、6 月の正式版リリース時に「データの初期化(ワイプ)なし」でベータプログラムからオプトアウト(登録解除)が可能になる見込みです。
今後のアップデート計画
Android 17 の正式リリース後も、四半期ごとのアップデートは継続されます。Google は 2026 年の第 3 四半期(26Q3)と第 4 四半期(26Q4)、さらに 2027 年第 1 四半期(27Q1)にアップデートを計画しています。

26Q4 のアップデートでは、小規模な SDK リリースとして追加の API や機能が含まれる予定ですが、互換性に影響を与える変更は Q2(6 月の正式版)のみに限定されます。
Android 17 の機能面では、プライバシーやセキュリティの強化、カメラやメディア機能の改善、接続性の最適化などが含まれます。
Pixel デバイスで新機能を試す場合は Android ベータ プログラムへの登録が必要ですが、日常利用するメイン端末では不具合のリスクがある点にご注意ください。


