Android スマートフォンにおいて長年定番のランチャーアプリである「Nova Launcher」ですが、新たに運営会社となった Instabridge は、Nova Launcher を「安定的かつ積極的にメンテナンスし、ユーザーの期待に応える」ためとして、新規ユーザーを対象に年額 4.99 ドル(約 780 円)のサブスクリプションモデルへ移行することを発表しました。
この発表に伴い、懸念されていた既存ユーザーの扱いについても言及されており、すでに Nova Prime を購入済みのユーザーについてはライセンスが永続的に有効であり、追加費用や広告表示はないことが確認されています。
直近の不安定な挙動と修正対応
Nova Launcher は、ここ数週間にわたって不具合が発生しており、 1 月下旬のバージョン 8.2.8 アップデート以降、Pixel や Samsung デバイスなどで「設定中のクラッシュ」や「アイコン消失」といった問題が多発していました。
また、Nova Launcher 内で突然の広告掲載の開始やトラッカーの埋め込みといったユーザーからの批判もあり、今回の発表はそれらの批判を受けて行われました。
Instabridge は Reddit の投稿でコミュニケーション不足を認めつつ、現在は「Nova の安定化」に注力していると説明しています。以下の問題については既に修正済み、あるいは修正作業中であるとのことです。
- クラッシュの修正: 検索、ドラッグ&ドロップ、ウィジェットリサイズ時の主要なクラッシュ
- 起動時の信頼性: 読み込み時の競合状態によるクラッシュ
- アイコン: 不正な形式のアイコンによる不具合
- ハプティクス: 特定デバイスでの触覚フィードバックの問題
新規ユーザー向けの年間プランと既存の「Nova Prime」ユーザーの扱い
運営維持のための資金確保として導入されるサブスクリプションプランは、継続的なメンテナンス、クラッシュ修正、Android のアップデート対応、ユーザーサポート体制の維持に必要なエンジニアリングリソースを確保するためとして、新規ユーザーに対して適用されます。
このプランは年間 4.99 ドルとなっており、7 日間の無料試用期間が付帯しています。
一方で、既存の Nova Prime ユーザー(買い切り版購入者)は、今回の影響を受けないことが明らかになりました。
Instabridge は「既存の Prime ユーザーの価格を変更することはない」と明言しており、Nova Prime を購入済みの場合は永続ライセンスとして扱われ、広告は表示されず、年間プランに移行を強制されることはないとしています。
なお、記事執筆時点では Nova Prime は 700 円で購入することができるため、サブスクに抵抗がある方は今のうちに購入しておくほうがいいかもしれません。
まとめ
一連のバグと買収後の不透明さから、Nova Launcher の行く末が不安視されていましたが、今回の発表で方針と既存ユーザーのメリットが明確になりました。
アプリを長期的に運営するためには、サブスクリプションモデルへの移行は仕方ないものだと思います。しかし、ここ最近の後手を見ていると、今後も安定した運営と投資が行われるかは気になるところです。


