Google は 2026 年 1 月 27 日(現地時間)、Android デバイス向けの盗難保護機能を強化するアップデートを発表しました。
今回のアップデートでは、Android 16 以降を搭載したデバイス向けに認証セキュリティの強化が行われるほか、Android 10 以降のデバイス向けにもリモートロック機能の改善が提供されます。
なお、これらの設定は昨年 12 月に Pixel 向けに配信された Android 16 QPR2 安定版に含まれている機能も含まれています。
Android 16 向け : 認証セキュリティの強化
Android 16 以降を搭載しているデバイス向けに、認証失敗時の挙動や生体認証の適用範囲に関するアップデートが含まれています。
認証失敗時のロック機能に設定トグルが追加
Android 15 では、認証試行が過度に失敗した場合に自動的に画面をロックする「認証失敗時のロック」機能が導入されました。
今回のアップデートにより、Android 16 以降ではこの機能の有効・無効を切り替える専用のトグルスイッチが設定メニューに追加されます。

これにより、ユーザーの利用環境に合わせてセキュリティレベルをより細かく制御できるようになります。
「本人確認」機能の適用範囲が拡大
2025 年初頭に Android 15 以降向けに導入された「本人確認(ID チェック)」機能は、信頼できる場所(自宅など)以外で特定の設定変更を行う際に生体認証を求めるものでした。
今回の発表によると、この保護機能が Android の生体認証プロンプト(Biometric Prompt)を使用するすべての機能とアプリに拡大されています。
これにより、サードパーティ製の銀行アプリや Google パスワードマネージャーといった重要なツールも、自動的に「本人確認」機能による追加のセキュリティ恩恵を受けられるようになります。
総当たり攻撃への耐性向上と誤操作への対応
PINコードやパターン、パスワードを推測しようとする「総当たり攻撃」への対策として、認証失敗後のロックアウト時間が延長されました。
一方で、小さな子供が適当に画面を触って同じ間違ったパスワードを何度も入力してしまった場合など、「同一の誤った入力」は再試行回数の制限(リトライリミット)にカウントされなくなりました。
Android 10 向け : リカバリツールの改善
Android 10 以降の幅広いデバイス向けには、盗難・紛失時のリカバリツールが強化されています。
リモートロック時のセキュリティ質問
ウェブブラウザから紛失したデバイスをロックできる「リモートロック(android.com/lock)」機能に、新しいオプションとしてセキュリティ質問(チャレンジ)が追加されます。
これにより、ロック操作を行おうとしているのが本当にデバイスの所有者であるかを確認するプロセスが増え、悪意ある第三者が勝手にロック操作を行うといったリスクを軽減できます。
一部地域でのデフォルト有効化
また、ブラジルでアクティベーションされる新しい Android デバイスについては、「盗難検出ロック」と「リモートロック」の 2 つの機能がデフォルトで有効になることが発表されました。
まとめ
今回のアップデートでは、Android 16 における既存のセキュリティ機能の強化と、Android 10 以降のデバイスへの拡大が行われています。
これらの機能は順次展開される予定となっていますが、筆者の Pixel 10 Pro Fold (Android 16 QPR2 安定版)および Pixel 10 Pro (Android 16 QPR3 Beta)で一部機能の展開を確認しています。


