Google は 2025 年 12 月 10 日(米国時間)、Chrome ブラウザの安定版チャンネルをマイナーアップデートし、Windows と Mac を 143.0.7499.109/.110、Linux を 143.0.7499.109 に更新しました。
今回のアップデートには 3 件のセキュリティ修正が含まれており、このうち 1 件については Google が悪用を確認しています。
セキュリティ修正の内容
修正された脆弱性は以下のとおりです。
- [High] 466192044 : 調整中(詳細非公開) ※悪用確認済み
- [Medium] CVE-2025-14372 : Password Manager における Use after free
- [Medium] CVE-2025-14373 : Toolbar の不適切な実装
なお、Google はユーザーの大半が修正版へ更新するまで、技術的な詳細や関連リンクへのアクセスを制限するとしています。
Android 版も更新
同日、Android 版 Chrome 143(143.0.7499.109) も Google Play 経由で展開が開始されています。
デスクトップ版と同じセキュリティ修正に加えて、安定性とパフォーマンスが向上しています。
アップデートを手動で確認する方法
Chrome は通常自動更新されますが、以下から手動確認も可能です。
- Chrome ブラウザを開く
- 右上のメニューボタン(︙)をクリック
- [ヘルプ] > [Google Chrome について] を選択
- 自動的に更新の確認とダウンロードが始まります
- ダウンロード完了後、[再起動] ボタンをクリックして適用します
Windows/Mac が 143.0.7499.109/.110 以降、Linux が 143.0.7499.109 以降であれば最新です。
出典: Chrome Releases


