Google は Pixel 向けにリリースした Android 16 QPR2 において、「アプリの切り替え」画面で Chrome アプリから画像関連の操作が削除されたり、URL 共有ボタンの位置が変更されるなど、UI の一部変更が報告されています。
ただし記事執筆時点では、筆者の環境(Pixel 10 Pro / Android 16 QPR2)では URL 共有ボタンの位置変更は確認できたものの、画像関連の操作は従来どおり利用できており、環境によって挙動が異なっている可能性があります。
Chrome の URL 共有ボタンが下部に移動し、片手操作がしやすくなる
Android 16 QPR2 では、「アプリの切り替え」画面で Chrome のタブを表示した際に現れる URL 共有ボタンの配置が見直されています。
従来はプレビュー上部に表示されていましたが、QPR2 では画面下部へ移動しており、スマートフォンを片手で操作する場合でもタップしやすい位置になりました。

この挙動は筆者の Pixel 10 Pro でも確認できており、アプリ切り替え画面から URL を共有していたユーザーにとっては扱いやすさが向上した変更といえます。
一部ユーザーから画像操作が削除されたとの報告
一方で、「アプリの切り替え」画面では、アプリのプレビュー内に表示された画像を長押しすることで次の操作が可能でした。
- レンズ
- コピー
- 共有
- 保存
海外ユーザーの間では、Android 16 QPR2 において 「保存」や「レンズ」が削除されているという報告が複数上がっています。

しかし筆者の環境ではどちらの操作も引き続き利用できており、Google Play 開発者サービスやアプリのバージョン差、地域差、段階的な展開などが考えられます。
まとめ
Android 16 QPR2 では、「アプリの切り替え」画面における Chrome の画像関連操作の一部変更や、URL 共有ボタンの位置変更などが行われています。
現状ではすべての環境で同じ挙動になっているわけではなく、今後のアップデートによって仕様が統一される可能性があります。
とはいえ、あまり目立つ機能ではなく、削除されたとしても大きな影響はないかもしれません。


