この記事では、2025 年 11 月 22 日から 11 月 28 日までの 1 週間に発表された Google Workspace 関連の主なアップデートをまとめています。
今週は、Google ドライブのデータ分類ラベルの表示拡大や、OAuth 承認画面の細分化、動画の自動字幕起こしの多言語展開など、業務で役立つ更新が複数行われました。特に管理者にとっては、Meet のライブ配信向け指標の拡張も見逃せないポイントです。
以下、今週のアップデート内容を紹介します。
Web アプリ・アドオンの OAuth で「細分化されたアクセス権承認」が可能に
Google は、Apps Script や Workspace アドオンで利用される OAuth の承認画面を改善し、ユーザーがアクセス権をスコープ単位で細かく選択できる仕組みを展開しています。
例えば、あるスクリプトが「スプレッドシート」と「フォーム」の両方のアクセス権を要求しても、ユーザーがスプレッドシートのみを利用するのであれば、フォームへのアクセスは許可しない、という選択が可能になります。
過剰な権限付与を避けられるため、セキュリティと利便性の両面でメリットが大きい改善です。
Google ドライブ:データ分類ラベルがドライブ内のすべてのビューで表示可能に
Google ドライブでは、適用されているデータ分類ラベルが ホーム、マイドライブ、共有ドライブ、検索結果といったすべてのビューで直接確認できるようになりました。
従来は、「詳細」パネルやファイルを開いて確認する必要がありましたが、今後は Drive 内を移動するだけでラベルの状態が把握できます。
ラベル運用を行っている組織では、管理者だけでなくユーザーにとっても情報管理が分かりやすくなります。
Google ドライブ:自動字幕起こしが日本語を含む 27 言語に拡大
ドライブに保存された動画に対して自動生成される文字起こし(字幕)の対応言語が、新たに日本語を含む 27 言語追加され、幅広いユーザーが利用しやすくなりました。
アクセシビリティを向上させるだけでなく、字幕の内容がドライブ内検索にも活用されるため、多言語コンテンツでも検索しやすくなります。
手動で字幕を作成する手間も減るため、動画を扱う教育機関や企業にとって実用的なアップデートです。
Google Meet:ライブ配信の品質指標が拡張。ネットワーク最適化に活用可能に
Meet のライブ配信に参加した視聴者の監査ログに、より詳細な品質指標が記録されるようになりました。
これにより、管理者は視聴者側の体験品質を把握し、ネットワーク設定の問題を特定しやすくなります。
これらの指標には、Google サーバーからの配信だけでなく、eCDN(企業向け CDN)利用時の指標も含まれ、企業規模の大きな組織にとって特に有用です。
まとめ
今週の Workspace アップデートは、ドライブのデータ分類ラベル表示の拡大、動画の自動文字起こしの多言語化など、日常的な業務で役立つ改善が中心でした。また、OAuth の細分化承認や Meet のライブ配信品質指標の拡充など、セキュリティ・管理面での強化も進んでいます。
なお、今週は 2025 年 11 月の Workspace Drop も発表されています。詳しくは以下の記事をご覧ください。


