Samsung は 2025 年 11 月 28 日、最新のエントリークラスタブレット「Galaxy Tab A11+(Wi-Fiモデル)」を国内で発売しました。あわせて 5G 通信に対応した「Galaxy Tab A11+ 5G」も本日より予約受付が始まり、12 月 12 日に発売されます。
いずれも 11 インチの大画面と軽量設計、強化された AI 機能を備えたエントリーモデルで、価格を抑えつつも十分な性能が欲しいユーザーに向いた 1 台です。
価格は Samsung 公式サイトで 39,600 円からとなっていますが、記事執筆時点では Amazon で 37,620 円から購入することが可能です。
Galaxy Tab A11+ の特長と仕様
本モデルは、前世代の「Tab A9+」より約18%性能が向上した MediaTek MT8775 (Helio G99) を採用しており、動画視聴やウェブブラウジングはもちろん、軽いマルチタスクでも安定した動作が期待できます。
RAM は 6GB、ストレージは 128GB を搭載し、必要に応じて microSD で最大 2TB まで拡張できます。さらに、Wi-Fi モデルに加えて 5G 対応版も用意されており、物理 nanoSIM を挿せば外出先でもタブレット単体で通信することも可能です。
ディスプレイは 90Hz リフレッシュレートに対応した 11 インチ(1,920×1,200)を搭載し、本体には Dolby Atmos 対応のクアッドスピーカーを備えています。
AI 機能も強化され、Google の Gemini をサイドボタンからワンタップで呼び出して調べ物や宿題、メール作成などに利用できます。画面の気になる部分を丸で囲むだけで検索できる「かこって検索」にも対応しています。
また、新しい Samsung DeX にも対応し、アプリをウィンドウとして扱えるため、ノートPCに近い作業環境を簡単に構築できます。
バッテリーは 7,040mAh、25W の有線充電にも対応しています。動画視聴や学習アプリを長時間利用した後でも、短時間の充電ですぐに使えるため、外出先や学校・仕事でも安心して持ち歩けるタブレットに仕上がっています。
アクセサリーと発売キャンペーン、価格
純正アクセサリーとして「Book Cover」(2色)が同時発売され、保護とスタンド機能の両方をカバーできます。
また、発売に合わせて Wi-Fi モデル・5G モデルの両方が特別価格となるキャンペーンも実施されており、Samsung オンラインショップや Amazon、家電量販店などで割引購入が可能です。期間は 2025 年 11 月 28 日〜2026 年 1 月 5 日までで、販路により内容が異なります。
Samsung オンラインショップでの価格は次のとおりです(11 月 28 日時点)。
- Galaxy Tab A11+(Wi-Fi):39,600 円(税込)
- Galaxy Tab A11+(5G):47,300 円(税込)
Galaxy Harajuku、Galaxy Studio Osaka、Amazon、家電量販店、楽天市場店など幅広い販路で販売されており、購入しやすいモデルとなっています。
まとめ
Galaxy Tab A11+ は、手頃な価格帯ながら、11 インチの大画面、90Hz の快適な表示、Gemini を活用した AI サポート、軽快なパフォーマンスと長時間バッテリーを備えた、バランスの良いタブレットです。
学習用や動画視聴用のタブレットとしてはもちろん、簡単な業務用途にも対応できるなど、幅広いシーンで使いやすいモデルに仕上がっています。
ただ、個人的には海外や国内法人向けとして販売されている 8.7 インチの「Galaxy Tab A11」のコンシューマー向け投入にも期待していたため、11 インチモデルのみというのは少し残念です。


