Google は Pixel スマートフォン向けに、新しいスクリーンショットエディタを Android 16 QPR1 安定版で展開し始めていることが確認されました。
もともとは Android 16 QPR2 Beta 1 でテストされていた機能ですが、2025 年 11 月の最新アップデートを適用した複数の Pixel デバイスで新しい編集画面が利用可能になっています。
記事執筆時点では、筆者の Pixel 10 Pro でも同様の変更を確認しました。
「Pixel スタジオ」を利用した新しい編集画面
今回の変更により、スクリーンショットの編集は「Pixel スタジオ」アプリを経由する方式となりました。
アプリのバージョンが 2.0.001.793728176.12 以降で新しい編集画面が利用でき、それ以前では従来の UI が表示されます。


新しい編集画面は、Material 3 Expressive デザインが採用され、切り抜きやマークアップに加え、AI を使ったオブジェクト選択や消去、ステッカー作成などのツールが追加されます。また、カラーピッカーやテキストのフォントの選択肢も増えました。
ツールバーには、次のようなものがあります。
- 切り抜き
- マークアップ(注釈)
- テキスト
- AI 編集
- ステッカー
- 消しゴム(AI 消去)
新しい編集画面は、スクリーンショット撮影後のプレビューから[編集]をタップした場合や、「Pixel スタジオ」アプリの編集機能を利用した場合に表示されます。
一方、「ファイル」アプリなどから編集する場合は従来の画面になるため注意してください。
AI を用いた編集機能
AI 編集機能は Pixel スタジオのものと同じで、ツールバーのマジックワンドアイコン(AI 編集)と消しゴムアイコン(AI 消去)から利用できます。
対象は「クイック選択」または「手動選択」で指定でき、選択後に自然言語で変更内容を入力して編集することができます。
ステッカーについては、既存のものを追加できるほか、自作も可能です。
まとめ
「Pixel スタジオ」ベースの新しいスクリーンショットエディタにより、編集機能が大幅に拡張されました。
11 月アップデート適用済みの Pixel で利用できるため、スクリーンショット後の編集画面から新しい UI を確認してみてください。


