Google は、繰り返しの予定の開始時刻や設定を変更し、「この予定と以降の予定」に適用すると、変更後の予定には新しい Meet リンクが自動生成されるようになることを発表しました。
これまで、繰り返しの予定の開始時刻や繰り返し設定を更新しても、それ以降の予定には元のGoogle Meet のリンクがそのまま引き継がれていましたが、今回のアップデートにより挙動が変わります。
これにより、定期的に開催している会議でも、内容の異なる会議の場合に同じ Meet リンクを使い続けることがなくなり、意図しないアクセスや混乱を避けやすくなります。
繰り返しの予定を編集すると、新しい Meet リンクが自動で生成される
今回の変更は、定期的に行われる会議を Google カレンダー上で管理しているユーザーにとって重要なアップデートです。
Google によると、この仕様変更の背景には、Google Meet をより安全かつ一貫した動作で利用できるようにする狙いがあります。
従来、長期間にわたる繰り返しの会議では、途中から開始時刻を変更したり、別の繰り返しパターンに変えたりすると、古い会議と新しい会議で同じリンクを共有する状態が生じることがありました。これが、誤って別の回の参加者が会議に入ってしまうといったリスクにつながるケースもあります。
今回の仕様変更により、シリーズが途中で分岐した場合でも、それぞれが独立した Meet リンクで管理されるため、会議の混線を防ぎやすくなり、結果としてセキュリティも向上します。
また、主催者や共同主催者、アクセス権限、録画といった設定は、新旧のリンクそれぞれに正しく引き継がれるため、会議運用が不便になることもありません。
対象ユーザーと展開について
この変更は Google Workspace 管理者や一般ユーザー側での設定は必要なく、すでにすべての Google Workspace ユーザーと個人の Google アカウントで有効化されています。
Google Meet と Google カレンダーを業務で活用している組織では、今後、定期会議の編集時にリンクが変更される点を周知しておくとスムーズです。特に外部との定例会議を運用している場合、リンク更新のタイミングを把握しておくと、参加者の混乱を避けられます。
まとめ
Google カレンダーの繰り返しの予定を編集した際に、自動的に新しい Google Meet リンクが生成されるようになりました。
今後は、既存の繰り返し予定を編集する際にリンクが更新される点を把握しておくことで、外部参加者への案内漏れを防ぎやすくなります。


