ChromeOS 142 に 1 回目のマイナーアップデート (142.0.7444.181) が展開。遅れていた機種も更新

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ChromeOS 142 に 1 回目のマイナーアップデート (142.0.7444.181) が展開。遅れていた機種も更新

Google は 2025 年 11 月 19 日頃、ChromeOS 142 安定版を実行する ChromeOS および ChromeOS Flex デバイス向けに 1 回目のマイナーアップデートを展開しました。

このアップデートにより、Chrome ブラウザのバージョンは 142.0.7444.147 から 142.0.7444.181 へ、プラットフォームのバージョンは 16433.41.0 から 16433.48.0 へと更新されます。 

また、ChromeOS 142 のメジャーアップデート提供が遅れていた一部の Chromebook も、このアップデートにより最新バージョンへと更新されたことを確認しました。

目次

今回のアップデートの変更内容

現時点では、変更内容が記載された詳細なリリースノートの公開はありません。

しかし、ChromeOS のマイナーアップデートは新機能の追加などはなく、週次のセキュリティ修正や安定性の改善が中心となる傾向にあります。

ChromeOS 142 のメジャーアップデート自体が、ユーザーへの新機能導入というよりも、セキュリティ修正が中心となっているため、マイナーアップデートで大きな変更があるとは考えづらいです。

既知の問題について

このマイナーアップデートによる大きな問題の発生は確認されていませんが、次のような既知の小さな問題は継続して確認されています。

  • 一部デバイスで発生しているタッチパッドの不具合: 現在修正対応中 (Issue #455930274)
  • Chrome の印刷プレビューで拡大率を 99 未満(拡大率を変更)にすると、印刷結果が異なる可能性がある: 現在修正対応中 (Issue #446814380)
  • 「ギャラリー」アプリで PDF ファイルを開いた際、現在のズーム倍率(100%・150%など)が表示されない: 筆者のデバイスでも不具合を確認済み (Issue #458963905)
  • ChromeOS Flex デバイスのブラウザで動画を再生すると画面がちらつく: 未確認だが再現性があるとの報告 (Issue #456841890)

これらの問題が、今回のアップデートで修正されたかどうかは言及されていませんが、各スレッドを見る限りではまだ問題は解決していないようです。

まとめ

今回の ChromeOS 142 の 1 回目のアップデートは、定例の安定性およびセキュリティを中心としたマイナーアップデートとみられます。

現状では特に問題も発生していないため、お使いの Chromebook などをアップデートしても問題はないと思います。アップデートは数日かけて段階的に展開されるため、まだ受信できていない場合は時間をおいて再確認してみてください。

なお、もし新たな問題に遭遇した場合は、「Alt + Shift + I」などを使用して Google にフィードバックを送信してください。

出典: Chrome Releases

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著者情報

尾村 真英のアバター 尾村 真英 Technical Writer

HelenTech を運営している 尾村 真英 です。これまでに 50 台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動し、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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