Google は、Google カレンダーで特定のタスクに取り組むための時間を直接ブロックできる新機能を導入しました。
これまでも作業時間を予定として登録することはできましたが、今回はタスクそのものを時間枠として登録できるようになり、特定のタスクを実行するための時間をカレンダー上で直接設定できるようになります。
これにより、他の予定が入るのを防ぐだけでなく、チャット通知などを一時停止する「サイレントモード」の設定も同時に行えるため、集中して作業に取り組むことが可能です。
機能の概要と使い方
この機能は、Google カレンダー上で空いている時間帯を選択し、予定の作成メニューから「タスク」を選択することで利用できます。
作成画面では、タスクのタイトルや説明に加えて、公開範囲、通知設定、サイレントモードの有無などをまとめて設定できます。

また、作成したタスクは Google Todo リストのリストにも表示され、タスクが完了するまでリマインダーを受け取ることができます。
カレンダー上で時間を確保しつつ、タスク管理も同時に行えるのが大きなメリットです。
この機能のメリット
これまでのタスク追加は、単に「やるべきこと」をリストに並べるだけでしたが、今回のアップデートにより、「どのタスクを、いつ行うか」をカレンダーに落とし込めるようになりました。
また、カレンダーの公開設定により、この時間はタスクに取り組んでいる時間であることを共有したり、サイレントモードを有効にすることで通知に邪魔されず、作業時間を確保できるようになります。
これまでだと、タスクとは別にカレンダーの予定で時間を確保(設定)しておく必要がありましたが、今回の機能により、そのひと手間がなくなります。
利用可能時期と対象ユーザー
この機能は、管理者による設定は不要で、デフォルトで利用可能になります。
即時リリースドメインでは、2025 年 11 月 6 日から展開が開始されており、機能が表示されるまでに 15 日以上かかる場合があります。
計画的リリースドメインでは、2025 年 12 月 1 日から最大 15 日かけて段階的に展開されます。
利用可能となるユーザーは、以下のとおりです。
- すべての Google Workspace ユーザー
- Workspace Individual 登録ユーザー
- 個人の Google アカウントを持つユーザー
個人の Google アカウントでも利用できるため、幅広いユーザーが日々のタスク管理とスケジュール調整を効率化できる良いアップデートとなります。
なお、記事執筆時点では HelenTech が管理する Google Workspace アカウントでの機能の展開をまだ確認できませんでした。


