Google は、Google Todo リストに新しい「期限」の設定項目を追加しました。
従来の「日時リマインダー」とは別にタスクの締め切りを設定できるようになり、これまでより細かいタスク管理が可能になります。すでに筆者の環境でも展開を確認しています。
今回のアップデートは Android アプリと Web 版に順次展開されており、Google カレンダーからタスクを作成する場合にも期限を追加できるようになっています。ただし、現時点では期限の表示や連携にいくつかの制限があります。
Google Todo リストに「期限」項目が追加
これまでの Google Todo リストでは、タスクに日時リマインダーを設定することはできましたが、「締め切り日」を別で設定する仕組みはありませんでした。
今回のアップデートにより、タスク詳細画面に「期限」という項目が追加され、リマインダーとは異なる設定が可能になり、「期限は今日」「通知は明日の朝」といった柔軟な設定ができます。


ただし、期限では時間の指定はできず、日付のみの入力となります。
Google カレンダーとの連携状況
現時点で、期限の表示や連携にはいくつか制限があります。
- アプリ版 Google カレンダー :期限が表示されない
- Web 版 Google カレンダー:期限が表示される
- アプリ版 Google Todo リスト:期限が表示される
- Web 版 Google Todo リスト:期限が表示される

このような状況から、Web 版はほぼ完全に展開されていますが、Android 版は展開途中であると考えられます。Google のサービスでは段階的な展開が一般的なため、今後カレンダー側の対応が進む可能性があります。
ただし、「リマインダー」を設定せずに「期限」だけを設定している場合、Google カレンダーの予定としては表示されません。

まとめ
今回の「期限」追加により、タスクの締切日とリマインダーを別々に設定できるようになり、Google Todo リストはより実用的になりました。
一方で、他の Todo 管理アプリにあるような「今日が期限のタスク」や「今日リマインダーがあるタスク」の自動整理といった仕組みはまだ不足しています。
今後の改善によって、より使いやすいタスク管理ツールへと進化していくことに期待したいところです。


