Google 傘下の Fitbit は、2026 年にリリース予定の AI 機能「パーソナルヘルスコーチ (Personal Health Coach)」のプレビュー提供に合わせて、Android 向けアプリのデザインを刷新しました。
既に採用されていた Material 3 Expressive デザインをさらに発展させ、より動きと統一感のあるインターフェースへと進化しています。
なお、今回の変更はプレビューを利用できる米国のみで先行提供されており、日本ではまだ確認できません。
統計画面とテーマカラーの見直し
歩数や睡眠などの統計ページでは、期間を切り替えるためのフローティングツールバーが導入され、「日・週・月・3 か月・年」といった単位をスムーズに切り替え可能になりました。
メインの「今日」、「エクササイズ」、「睡眠」タブでは、カテゴリごとにテーマカラーが設定されており、たとえばエクササイズはティール、スリープはパープルを基調としています。これは従来のカラーと似ています。

ただし、Dynamic Color(壁紙カラーとの自動連動)は引き続き非対応で、Fitbit のブルーアクセントを中心としたデザインが維持されています。

Material 3 Expressive デザインの刷新とアニメーション
Fitbit アプリはこれまでも Material 3 Expressive をベースにしたデザインを採用していましたが、今回のアップデートではより動的で柔軟な UI へと進化しています。
ボトムバーがコンパクトになり、どのタブからでもスワイプ操作で Pixel Watch や Fitbit デバイスの同期が可能になりました。同期中にはアニメーションが流れ、読み込み中のインジケーターも新しい形状に変更されています。
また、目標を達成するとチェックマークがアニメーション表示されるなど、操作に応じた視覚的なフィードバックも強化されています。
今回の再設計では、「自然で流れるような動き」を重視したモーションデザインも特徴です。
グラフや統計カードが左から右にスライドして表示され、タブ間を移動するときもスムーズなトランジションが適用されています。
米国で AI コーチ機能のプレビューが開始
Fitbit が開発中の AI コーチ機能は、Fitbit デバイスや Pixel Watch のデータをもとに、AI が運動・睡眠・健康習慣の改善を提案する新サービスです。
正式リリースは 2026 年を予定していますが、米国ユーザー向けにパブリックプレビューの開始に伴い、今回のデザイン刷新が展開されました。
まとめ
今回の Fitbit アプリ刷新は、AI コーチ機能のプレビュー開始に合わせて行われたもので、Material 3 Expressive デザインを様々な箇所で採用した点が大きな特徴です。
現在はまだデザインもプレビューという可能性もありますが、より直感的で滑らかな操作感になることで、今後の正式リリースに向けての完成度をさらに高めるアップデートとなることが期待されます。
出典: 9to5Google

