Google 翻訳、「高度」と「高速」の2つの翻訳モードを Android で追加

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Google 翻訳、「高度」と「高速」の2つの翻訳モードを Android で追加

Google は、「Google 翻訳」アプリに AI を活用したライブ翻訳や語学練習機能に続き、翻訳モデルを選択できる新機能を追加しました。

現在展開中と見られますが、筆者の所有する Google Pixel 10 Pro の Google 翻訳アプリ v9.24 でこの機能が利用可能になっていることを確認しました。

このアップデートは、ユーザーが翻訳の精度と速度を用途に応じて切り替えられるようにするもので、AI モデルによる翻訳体験の柔軟性を高める狙いがあります。

目次

翻訳モデルを選択できる新しいピッカーを追加

この機能が展開されると、アプリ上部の「Google 翻訳」ロゴの下に、新しいモデルピッカーが表示され、「高度」と「高速」の 2 種類から選択できます。

初期設定では「高度」が選択されており、タップすると「テキスト翻訳モデルを選択」というボトムシートが開きます。

  • 高度 : 複雑な文書を高精度で翻訳
  • 高速 : 簡単な翻訳に最適

Google によると、「高度」モードは一部の言語のみでテキスト翻訳に対応しています。

Gemini との連携を想定した設計

UI デザインは、以前の Gemini アプリのモデル選択に近いものです。

現時点では無料機能と見られますが、将来的に Google AI Pro との連携や上位モデルの切り替えが可能になる可能性もあります。

Google は 8 月に「Gemini モデルの導入により、翻訳品質、マルチモーダル翻訳、音声読み上げ (TTS) 機能が大きく向上した」と説明しており、今回の新モデル選択機能もその流れを受けたものと考えられます。

Android 版でも順次展開中

この新機能は当初 iOS 版で先行して確認されていましたが、現在は Android 版にも順次展開されています。

筆者の Pixel 10 Pro ではすでに有効化されており、言語によっては翻訳処理速度や結果の違いが体感できる場合があります。

また、9 月末には iOS 版 Google 翻訳に、カメラ・テキスト・音声入力・会話モードを呼び出せるコントロールセンターウィジェットが追加されており、翻訳アプリ全体の機能拡張が続いています。

出典: 9to5Google

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著者情報

HelenTech の運営をしている 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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