Google、Gemini の「フラッシュカード」機能を全年齢の Workspace for Education ユーザーに提供開始

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Google Gemini のウェブアプリで「フラッシュカード」機能を使用しているところ

Google は、AI アシスタント Gemini の「フラッシュカード (単語帳)」機能を、年齢を問わず全ての Google Workspace for Education ユーザーが利用できるようになったことを発表しました。

このアップデートにより、学生は Gemini を使って、クイズの結果や授業の資料に基づいたフラッシュカードや学習ガイドを作成し、復習や学習内容の定着に役立てることができます。

目次

フラッシュカード機能でできること

Gemini のフラッシュカード機能は、ユーザーが提供した情報 (クイズの結果、ノート、授業資料など) を基に、学習用のフラッシュカードや要約された学習ガイドを自動で生成する機能です。これにより、効率的な復習と知識の定着をサポートします。

Gemini で英単語のフラッシュカードを作成している様子のスクリーンショット
実際の Gemini のフラッシュカード機能の画面

主な利点と活用例

この機能は、特にテスト前の復習や苦手分野の克服に有効です。例えば、18 歳未満の学生も含む全ての Education ユーザーは、以下のような活用が可能になります。

  • テスト対策: Gemini 内でクイズを受け、その結果に基づいてフラッシュカードを作成することで、間違えた問題や理解が不十分な分野を集中的に復習できます。
  • パーソナライズされた学習: Gemini が生成するフラッシュカードや学習ガイドは、個々のクイズ結果に合わせてカスタマイズされるため、自分専用の学習教材として活用できます。
  • 効率的な復習: 授業で扱った重要な概念や用語を Gemini に入力し、フラッシュカードを作成することで、通学時間などの隙間時間を利用した効率的な復習が可能です。

データ保護とプライバシー

Gemini アプリは、全ての Google Workspace for Education ユーザーに対して、Google Workspace for Education 利用規約の下で提供されます。

エンタープライズレベルのデータ保護が適用されており、ユーザーが Gemini で利用したデータが、人間のレビュー担当者によって見られたり、AI モデルのトレーニングに使用されたりすることはありません。

対象ユーザーと展開スケジュール

この機能は以下の Google Workspace Education プランで利用可能です。

  • Google Workspace Education Fundamentals
  • Google Workspace Education Standard
  • Google Workspace Education Plus
  • Google AI Pro for Education アドオン

フラッシュカード機能はデフォルトで Gemini アプリ内で利用可能で、この機能に対する個別の管理者コントロールはありません。

Gemini アプリ内でクイズやフラッシュカードを作成する方法、AI の利用方法、その他の学習ツールの使い方については、ヘルプセンターで詳細を確認できます。

この機能は即時リリースおよび計画的リリースドメインの両方で、2025 年 10 月 17 日より最大 15 日かけて段階的に展開されます。

出典: Google Workspace Updates

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著者情報

HelenTech の運営をしている 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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