Google は 1 年以上前から予告していた、Android Auto Android Auto の OS 要件引き上げを、最新のアップデートでついに強制適用しました。
これにより、動作には Android 9.0 (Pie) 以上が必要となり、Android 8.0 / 8.1 (Oreo) を搭載したデバイスでは今後のアップデートが利用できなくなります。
ただし、Google の統計によると、現在 Android 8.x を利用しているデバイスはごく少数であり、ほとんどのユーザーに影響はないと見られます。
Android Auto 最新ベータ版 15.5 で要件を強制
Android Auto の要件引き上げは、現在ベータプログラムのユーザー向けに配信されているバージョン 15.5 から適用されています。
Play ストアのベータ版登録者向けのページや、APK ファイルを配布する APKMirror の情報からも、最小要件が Android 9.0 に変更されていることが確認できます。
これまでの Android Auto は、2022 年に行われた変更により Android 8.0 以上をサポートしていましたが、バージョン 15.4 が Android 8.0 / 8.1 をサポートする最後のバージョンとなる見込みです。
このベータ版は、今後数週間以内に安定版としてすべてのユーザーに展開される予定です。
影響を受けるデバイスはごく少数
Google がこの要件変更の強制に時間をかけた理由は明らかではありませんが、その間に古い OS を搭載したデバイスの数は減少しています。
2025 年 4 月時点の Google のデータによると、アクティブな Android デバイスのうち、Android 8.0 を実行しているデバイスはわずか 1%、Android 8.1 は 3% にとどまっています。したがって、今回の変更が影響するユーザーは非常に限られています。
自分の Android バージョンを確認する方法
お使いのスマートフォンが今後の Android Auto アップデートに対応しているか不明な場合は、以下の手順で Android のバージョンを確認できます。
- スマートフォンの [設定] アプリを開きます。
- [デバイス情報] または [システム] をタップします。
- 「ソフトウェア情報」または「Android バージョン」の項目を確認します。
バージョンが 9 以上の数字であれば、引き続き最新の Android Auto を利用できます。
まとめ
今回の Android Auto の要件変更は、セキュリティと機能の安定性を確保するための措置と考えられます。
ほとんどのユーザーはすでに対応済みの OS を利用しているため影響はありませんが、古いデバイスを長期間利用している場合は、これを機に OS のアップデートやデバイスの見直しを検討する必要があるかもしれません。
