Google は、AI 画像生成・編集モデルである 「Nano Banana」 を Google メッセージアプリに統合する作業を進めていることがわかりました。
この機能が実装されれば、チャット内で直接 AI を使った画像編集が可能になる可能性があります。
Google メッセージで発見された 「Nano Banana」
Android Authority の報告によると、Google メッセージの最新バージョン (v20251009) のコード内に、「Nano Banana」 の機能を示唆する記述が発見されました。
実際にこの機能を有効にすると、チャット内で画像を長押しした際に、ヘッダー部分にバナナのアイコンが表示されるようになります。

現時点ではこのアイコンをタップしても何も起こりませんが、将来的に AI による画像生成機能が Google メッセージに搭載されることを示唆しています。
多くのアプリに展開される 「Nano Banana」 とは
「Nano Banana」 は、Google が開発した新しい AI 画像編集モデルです。このモデルの大きな特長は、AI によって生成された複数の画像間で、被写体の特徴や外見の一貫性を高いレベルで維持できる点にあります。
この技術はすでに Google 検索の AI モードや Google レンズに導入されているほか、Google フォトへの追加も進められています。
今回 Google メッセージでも発見されたことから、Google がこの優れた AI モデルを自社の主要なアプリへ積極的に展開していることがうかがえます。
今後の見通しと注意点
この機能が正式にリリースされれば、ユーザーは友人や家族とのチャットの流れを中断することなく、AI を使って画像を編集したり、新しい画像を生成したりできるようになります。
ただし、今回の情報はアプリの APK ファイルを解析して見つかったものであり、開発中の機能が必ずしも一般公開されるとは限らないことに注意してください。