Google ウォレットのリリースノート(2025年10月15日)が公開。店舗での通知や Gmail からのパス自動追加に対応

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Google Wallet アプリの画面

Google は 2025 年 10 月 14 日(米国時間)、Google ウォレット アプリの利便性を向上させる複数の新機能を含むリリースノートを公開しました。

今回の公開された新機能が正式に展開されると、店舗に近づくと関連パスが通知される機能や、Gmail から搭乗券などが自動で追加される機能などが利用可能になります。

目次

店舗に近づくと関連するパスを通知するジオフェンス機能

すべての通常のパスタイプにおいて、ジオフェンス通知機能が利用可能になりました。この機能により、開発者はポイントカードや会員証などのパスに対し、クラスおよびオブジェクトごとに最大 10 か所の店舗位置情報を設定できます。

ユーザーが設定された店舗の近くに来ると、スマートフォンのロック画面に関連するパスへのショートカットがプッシュ通知で表示されます。これにより、レジ前で慌ててアプリを開いてポイントカードを探すといった手間が省け、よりスムーズにパスへアクセスできるようになります。

Gmail からロイヤルティ、搭乗券、イベントチケットを自動追加

Gmail の「スマート機能」を有効にしているユーザーを対象に、メールからのパス自動追加機能が提供されます。

この連携機能により、Gmail で受信したロイヤルティ プログラム、搭乗券、イベントチケットのパスが自動的に Google ウォレットへ追加されるようになります。これまで手動で行っていたパスの登録作業が不要になり、管理がより簡単になります。

複数のアクセスカードをまとめて管理

同じ Application ID (AID) を持つ複数のアクセスカード(学生証、社員証、ホテルの鍵、集合住宅の鍵など)を、1 つの Google ウォレットに登録できるようになりました。

複数のカードが登録されている場合、リーダーにスマートフォンをかざした際は、Google ウォレットで最後に選択したカードが優先的に使用されます。ユーザーはアプリ上で提示したいカードを簡単に切り替えることが可能です。

タップ決済後のロイヤルティ プログラム登録機能 (パイロット)

NFC 技術「Smart Tap」を導入している加盟店向けに、タッチ決済後のロイヤルティ プログラム登録(通称: Bounceback)のパイロットプログラムが開始されました。

ユーザーが対象店舗で Google ウォレットによるタッチ決済を行うと、その店舗のロイヤルティ プログラムへの登録を促す画面が表示されます。これにより、ユーザーは支払いと同時にスムーズに会員登録を行うことができます。

パスにニックネームを追加して整理

ユーザーが Google ウォレット内の各パスに、自分でニックネームを追加できるようになりました。

これにより、同じ店舗のカードが複数ある場合や、特定の目的でカードを管理したい場合などに、Google ウォレットのアプリやウェブサイト上でパスをより簡単に見つけ、整理することが可能になります。

出典: Google ウォレット リリースノート

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著者情報

HelenTech を運営している 尾村 真英 です。これまでに 50 台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動し、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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