Google は Pixel Watch 4 の発売に先立ち、Wear OS 向けアプリのデザイン更新を進めています。最近では、「Google Home」 と 「Google Keep」 が Material 3 Expressive デザインに刷新されました。
これにより、多くの主要な Google アプリが新しいデザイン言語に対応したことになります。
Google Keep のデザイン変更
Wear OS 版 「Google Keep」 が、バージョン 5.25.392.x へのアップデートにより、Material 3 Expressive デザインを全面的に採用しました。これは他の Wear OS アプリと比較しても、より徹底した再設計となっています。
主な変更点
- 「メモの作成」 タイル: これまでのリスト表示から、「メモ」 と 「リスト」 が並んで表示される大きなボタンに変更されました。これにより、目的の操作をより素早く選択できます。
- メモの表示: メモの内容が長方形のコンテナに収められ、視覚的に整理されました。リストの場合は、メモの名前が上部に、残りの項目数が下部に表示されます。


- 操作ボタンのデザイン: アプリ起動時の 「+」 ボタン (FAB) が太いピル形状になったほか、メモ表示画面の下部にある 「リマインダーを追加」、「ピン留めを解除」、 「アーカイブ」 などの操作ボタンも、従来のリスト形式からコンパクトな横並びのボタンに変更され、操作性が向上しています。


Google Home のデザイン変更
「Google Home」 アプリもデザインが更新され、より使いやすく変更されました。
主な変更点
- アプリアイコン: Wear OS 5 上で、背景が黒(または透明)の新しいグラデーションアイコンが採用されました。
- タイル: 「お気に入り」 と 「リモコン (Google TV)」 のタイルがよりコンパクトなデザインに更新されました。
- アプリ内のレイアウト: アプリ全体でコンテナが活用され、情報が整理されて見やすくなっています。


Pixel Watch 4 に向けた準備
これらのアップデートは、次期スマートウォッチ 「Pixel Watch 4」 の登場を前に、Material 3 Expressive デザインへの統一を進め、スマートフォンや他のデバイスとの一貫性も高めるための準備と考えられます。
なお、Pixel Watch 4 では新しいウォッチフェイスが追加されるなど、ハードウェアだけでなくソフトウェア側の変更も多数期待されています。
出典: 9to5Google