Samsung は新型のエントリークラス Android タブレット「Galaxy Tab A11」を海外で正式に発表しました。このモデルは 2 年前にリリースされた「Galaxy Tab A9」の後継機種となり、いくつかのアップデートはありますが、大きな変更点はありません。
Galaxy Tab A11 の主な特長
「Galaxy Tab A11」は、90Hz リフレッシュレートに対応した 8.7 インチの HD+ (1340 x 800) LCD ディスプレイを搭載し、画面のスクロールや動画再生がより滑らかになります。

プロセッサには前モデルと同じ MediaTek Helio G99 が搭載され、RAM は最大 8GB、ストレージは最大 128GB の構成で、microSD カードスロットにより最大 2TB まで拡張が可能です。

バッテリーは 15W 有線充電に対応した 5,100mAh を搭載しています。接続性については、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.3、USB-C ポート、3.5mm ヘッドホンジャックを備えています。LTE モデルでは 4G 通信と GNSS 測位機能も利用できます。
フロントカメラは従来の 2MP から 5MP にアップグレードされました。リアカメラは引き続き 8MP のオートフォーカスカメラが搭載されており、フル HD (30fps) の動画撮影に対応します。

今回の「Galaxy Tab A11」の大きな特長として、OS は、Android 15 をベースにした One UI 7.0 を搭載していますが、最大 7 年間の OS アップデートとセキュリティパッチの提供を保証しています。
つまり、最大で Android 22 までのサポートが見込まれ、エントリーモデルながら長期間安心して使うことができます。
スペック
OS | One UI 7.0 based Android 15 |
---|---|
ディスプレイ | 8.7 インチ LCD 1,340 × 800 90Hz リフレッシュレート |
CPU | MediaTek Helio G99 |
RAM | 4GB / 8GB |
内部ストレージ | 64GB / 128GB |
外部ストレージ | microSD (最大 2TB) |
リアカメラ | 8MP |
フロントカメラ | 5MP |
バッテリー | 5,100mAh 最大 15W 有線充電 |
ネットワーク | Wi-Fi 5 Bluetooth 5.3 [OP] 4G-LTE |
ポート | USB-C 3.5mm Audio jack |
その他 | Dolby Atmos デュアルスピーカー 最大 7 年間の OS、セキュリティアップデート |
サイズ | 211 × 124.7 × 8.0mm |
重さ | 337g |
価格について
今回、最初に発表されたインド市場では、Wi-Fi と LTE の 2 つのモデルがあり、それぞれに RAM とストレージの異なる 2 つの構成が用意されています。
- Wi-Fi モデル
- 4GB RAM / 64GB ストレージ: 12,999 ルピー(約 2.2 万円)
- 8GB RAM / 128GB ストレージ: 17,999 ルピー(約 3.0 万円)
- LTE モデル
- 4GB RAM / 64GB ストレージ: 15,999 ルピー(約 2.7 万円)
- 8GB RAM / 128GB ストレージ: 20,999 ルピー(約 3.5 万円)
日本で発売されているタブレットの中では、性能や機能、価格帯としては Redmi Pad SE 8.7 が近いかもしれません。
まとめ
「Galaxy Tab A11」は、プロセッサなどが据え置きであるため大幅な性能向上はありませんが、90Hz ディスプレイや 7 年間の OS アップデート保証などが加わったマイナーチェンジモデルです。
特に長期的なソフトウェアサポートは、エントリークラスのタブレットとしては異例であり、長く安心して使えるデバイスを求めるユーザーにとっては大きな魅力となるポイントです。
なお、記事執筆時点では日本におけるリリース時期などは分かりませんが、前モデルは日本でもリリースされているため、新モデルの投入にも期待です。