Google が Android 向け Google アプリのベータ版において、音声検索と楽曲検索の新しいユーザーインターフェース (UI) のテストを実施していることが明らかになりました。
この変更は Android Authority が Google アプリのベータ版 v16.36.40.sa.arm64 で確認したもので、「AI モード」風の UI に変更される可能性があります。
新しい音声検索 UI
現在の音声検索 UI は、マイクアイコンをタップすると「認識中…」という表示と共に、最近の検索履歴や検索候補が表示されます。楽曲検索機能を利用する場合は、「曲を検索」ボタンから別の画面に移動する必要がありました。
テストされている新しいデザインでは、これらの検索履歴や候補が削除され、よりシンプルな画面構成になっています。


音声検索を起動すると、Google の AI モードで表示されるものと同じような脈動するアニメーションが表示され、「What’s on your mind? (どのようなご用件ですか?)」というメッセージが表示されます。
楽曲検索の画面も同様に刷新され、同じアニメーションと共に、より大きく太字になった「Play Sing Hum (再生、歌う、ハミングする)」というメッセージが表示され、ユーザーが何をすべきか直感的に理解しやすくなっています。
サーバーサイドでのテスト展開
この新しい UI は、一部のベータ版ユーザーにのみ提供されているようです。
Google の多くのテストと同様に、今回の変更もサーバーサイドで制御されており、対象バージョンのアプリをインストールしていても、すべてのユーザーがすぐに利用できるわけではありません。
筆者のデバイスのベータ版アプリでも、今回の変更を確認することができませんでした。
なお、Google は数週間前にも Google Play ストアで音声検索のデザインを刷新しています。Play ストアで採用されたデザインは、今回 Google アプリで置き換えられようとしている古い UI に似ています。
このことから、今後 Play ストアの UI も、AI モードと親和性の高いデザインに統一されていく可能性があります。