YouTube Music の Android および iOS アプリにおいて、音楽再生中の画面の新しいデザインが展開されています。
この変更は 2024 年 11 月からテストされていたもので、コントロールの再配置や新しいデュアルペイン表示の「次の曲」リストなど、ユーザーインターフェースが大幅に刷新されました。
新しい「再生中」画面の主な変更点
まず、これまで画面上部にあった曲と動画の切り替えスイッチが廃止され、再生/一時停止、スキップといった主要なコントロールが曲名とアーティスト名のすぐ下に移動しました。

次に、これまで画面下部のタブなどに配置されていた各種機能が、横スクロール式のカルーセルにまとめられました。
ここには、高評価/低評価、コメント、保存 (プレイリストへの追加)、歌詞、曲/動画の切り替え、共有、ダウンロード、ラジオの開始といった機能が含まれ、よりコンパクトな表示になっています。
「次のコンテンツ」リストも大きく変更され、新しいハンドルを上にスワイプするかタップすることで、再生中の曲とキュー (再生待ちリスト) が同時に表示されるデュアルペイン表示が開きます。

これにより、再生を中断することなく、次に再生される曲をスムーズに確認できるようになりました。ただし、この表示は一時的なもので、再生中の画面を離れると閉じられます。
その他、再生位置を示すシークバーのデザインも新しくなり、操作時にバーが太くなる仕様に変更されています。
サーバーサイドでの展開とユーザーの反応
この新しいデザインはサーバーサイドアップデートによって順次展開されているため、すべてのユーザーにすぐに適用されるわけではありません。アプリを再起動 (強制停止) することで、変更が反映される場合があります。
記事執筆時点では、HelenTech で確認したデバイスでは従来のデザインのままとなっていました。
一方で、一部のユーザーからは UI 変更と同時に、曲が再生されない、プレイリストの次の曲に自動で進まないといった再生関連の不具合が報告されています。
また、コントロール類が窮屈で誤タップしやすい、これまでワンタップでアクセスできた「関連コンテンツ」が曲名をタップする必要があるなど、操作性の変更に戸惑う声も上がっています。
まとめ
今回の YouTube Music のアップデートは、「再生中」画面の見た目と操作性を大きく変更するものです。
特にデュアルペイン表示の導入は、再生リストを管理しやすくなりますが、慣れた操作方法からの変更や一部で報告されている不具合もあり、今後の改善が期待されます。
出典: 9to5Google, PiunikaWeb