Nothing は、Android 16 をベースとした次期 OS「Nothing OS 4.0」のリリースを予告しました。同社は以前からの約束通り、今月中のリリースを予定しています。
また、メジャーアップデートのサポート期間が終了した Nothing Phone (1) のユーザーに対しても、何らかの新しい「プログラム」を準備していることを示唆しました。
Nothing OS 4.0 は 9 月リリース予定
Nothing は公式の X (旧Twitter) アカウントを通じて、Nothing OS 4.0 の登場が間近であることを示唆する投稿を開始しました。
このティーザー画像では、新しい OS で刷新されるアイコンデザインの一部が公開されています。
Nothing OS 4.0 は Android 16 をベースとしており、Nothing Phone (3) の発表時に、2025 年第 3 四半期中のリリースが約束されていました。
スケジュール通りであれば、今月(9月中)に正式発表およびリリースが行われる見込みです。
なお、このアップデートは Nothing Phone (2) 以降のデバイスに提供される予定です。
Phone (1) ユーザー向けに「プログラム」を準備中
2022 年 7 月に発売された初代モデルの Nothing Phone (1) は、同社が約束した 3 年間のメジャー Android アップデートの提供期間をすでに終えています(セキュリティアップデートは今後 1 年間提供)。そのため、Nothing OS 4.0 の正式なアップデート対象外となる見込みです。
しかし、Nothing の CEO である Carl Pei 氏は自身の X アカウントで、Phone (1) ユーザー向けの「プログラム」に取り組んでいることを明らかにしました。

この「プログラム」が具体的に何を指すかは現時点では不明ですが、主に 2 つの可能性が考えられます。
- Android 16 のベータ版または実験的な提供: 安定版のアップデート提供義務はないものの、熱心なユーザー向けに新しい OS を試せる機会を提供する可能性があります。
- アップグレードプログラム: Phone (1) ユーザーが新しい Nothing や CMF ブランドのスマートフォンへお得に乗り換えられる、下取りや割引などの特典を提供する可能性があります。
このプログラムの詳細は、Nothing OS 4.0 の正式リリースとあわせて発表されることが期待されます。
まとめ
Nothing OS 4.0 の登場により、Phone (2) 以降のユーザーは Android 16 の新機能を間もなく試すことができるようになります。
一方で、サポート期間が終了したはずの Phone (1) への言及についても、どのような内容になるかは分かりませんが、期待したいところですね。
現状では、このアップデートがグローバルで一律に展開されるのか、あるいは一部の地域から展開されるかなど、詳細についてもまだ不明です。