Google は 2025 年 9 月 9 日 (米国時間)、デスクトップ向け Chrome ブラウザの安定版 (Stable) チャンネルをバージョン 140.0.7339.127/.128 (Windows)、140.0.7339.132/.133 (Mac)、140.0.7339.127 (Linux) に更新したことを発表しました。
また、Android 版 Chrome も 140.0.7339.123 へとアップデートされます。
このアップデートは今後数日から数週間かけて順次提供される予定です。このビルドにおける全変更点のリストは、Git のログで確認できます。
今回のセキュリティ修正の内容
今回のアップデートには、2 件のセキュリティ修正が含まれています。いずれも外部の研究者によって発見されたもので、Google が公開した脆弱性の詳細は以下の通りです。
- Critical CVE-2025-10200: Serviceworker における解放後のメモリ使用 (Use after free)
- High CVE-2025-10201: Mojo における不適切な実装
Google は、バグの詳細やリンクへのアクセスについて、大多数のユーザーが修正版にアップデートされるまで制限を設ける可能性があるとしています。
Android 版のアップデート
デスクトップ版と合わせて、Android 版 Chrome もバージョン 140.0.7339.123 へとアップデートされます。このリリースは、今後数日かけて Google Play ストアで利用可能になります。
Android 版のリリースには、安定性とパフォーマンスの向上が含まれており、デスクトップ版と同様のセキュリティ修正が適用されています。
まとめ
今回のアップデートは、深刻度が「致命的 (Critical)」および「高 (High)」と分類される脆弱性の修正を含む、重要なセキュリティアップデートです。安全にブラウザを利用するためにも、早めにアップデートを適用することをお勧めします。
Chrome ブラウザは通常、自動でアップデートされますが、ブラウザの右上にあるメニュー (3 つの点) から [ヘルプ] > [Google Chrome について] を選択することで、手動でアップデートを確認・適用することも可能です。
出典: Chrome Releases