Google は 2025 年 9 月 3 日、AI を活用してユーザー独自の Android ボットを作成できるツール「Androidify」のアップデートを発表しました。
このツールはウェブサイトまたは Google Play ストアで入手できるアプリから利用可能で、自撮り写真やテキストプロンプトを入力するだけで、簡単にオリジナルのボットを生成できます。
AI が自撮り写真やテキストからボットを生成
「Androidify」は、ユーザーがアップロードした自撮り写真や入力したテキストプロンプト(指示文)に基づいて、AI が Android ボットを生成するツールです。生成されたボットには、好みのアクセサリーを追加してカスタマイズすることもできます。
この機能は、Google の最新 AI 技術によって実現されています。例えば、AI モデル「Gemini 2.5 Flash」が写真の内容を理解(キャプション生成)し、画像生成 AI「Imagen」がその情報に基づいてカスタムボットを生成します。

ただし、HelenTech でさっそく試してみたところ、記事執筆時点では、プロンプトは英語のみの対応となっているようです。ウェブ版では日本語だと生成できず、Android アプリだと異なる出力になりました。
背景の追加やステッカー化も可能
今回発表された最新バージョンの「Androidify」では、さらに強力な AI 機能として、背景の追加やステッカーにする機能も追加されています。
作成したボットとプリセットされた背景の「雰囲気」を組み合わせ、新しいシーンを生成することができます。また、「ステッカーモード」を使えば、ML Kit の技術でボットの背景を自動的に除去し、他のアプリで使えるステッカーとして保存することも可能です。
期間限定でアニメーションビデオも作成できる
2025 年 9 月の毎週金曜日には、作成した Android ボットをアニメーション化する限定機能が提供されます。
この機能は、Google の最新動画生成モデル「Veo 3」を活用しており、8 秒間のビデオを作成できます。ただし、この機能は限られた数の作品のみで利用可能です。
利用方法
「Androidify」は、公式サイト(androidify.com)または Google Play ストアからアプリをダウンロードして利用できます。
まとめ
Google の Android マスコットを、自分だけのオリジナルキャラクターとして作成できる「Androidify」アプリがアップデートされました。
最新の AI 技術が詰まっており、簡単な操作でユニークなボットが作れるのは魅力的です。期間限定のアニメーション機能もぜひ試してみてはいかがでしょうか。
出典: Google