ついに、「Google Pixel 3」、買って、しまいました。
先日、廉価モデルの「Pixel 3a / 3a XL」が国内でも発売されたわけなんですが、それが余計に悩みのタネになってしまっていたり。
そもそも「Pixel 3 / 3 XL」についても、昨年国内でも発売となってから、ずっと悩んでいたんです。
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— Made by Google (@madebygoogle) December 14, 2018
当時、こんな感じでGoogle様からもお声がけしてもらいましたがお財布事情で先延ばしでした(笑)
で、改めて廉価版「Pixel 3a / 3a XL」の性能や機能と比較しつつ考えたところ、やっぱり「Pixel 3」が自分としては欲しいと思ったのでこのタイミングで購入を決めました。
すでに多くのメディアであれこれされていますので今さらな感じではありますが、「Google Pixel 3」を購入したので「Pixel 3a」シリーズとの違いを考えながらレビューしていきます。
スペックおさらい
私が購入したモデルは64GBストレージモデルですので、そのように。
Pixel 3 | Pixel 3a | |
OS | Android 9 Pie | |
ディスプレイ | 5.5インチ OLED 2,220 × 1,080 HDRサポート |
5.6インチ OLED 2,220 × 1,080 |
CPU | Snapdragon 845 1.6GHz+2.5GHz(8core) Pixel Visual Core Titan Mセキュリティチップ |
Snapdragon 670 1.7GHz+2.0GHz(8core) Titan M セキュリティチップ |
RAM | 4GB | |
内部ストレージ | 64GB | |
リアカメラ | 12.2MP(f/1.8) 光学式および電子式手ぶれ補正 |
|
フロントカメラ | 8MP(標準)+8MP(広角 f/2.2) | 8MP(標準 f/2.2) |
ポート | USB-C | USB-C 3.5mmイヤホンジャック |
バッテリー | 2,915mAh 急速ワイヤレス充電 |
3,000mAh 急速充電 |
その他 | IPX8準拠 防水 背面指紋センサ アクティブエッジ デュアル前方放射柄ステレオスピーカー 国内Felica対応 |
背面指紋センサ アクティブエッジ デュアルステレオスピーカー 国内Felica対応 |
サイズ | 145.6 × 68.2×7.9mm | 151.3×70.1×8.2mm |
重さ | 148g | 147g |
価格 | 95,000円 | 48,600円 |
個人的に重要なポイントだなあと感じたところを赤字にしておきました。
こうしてみると、基本的な機能は「Pixel 3a」でも十分満足したんだと思いますが、プラスα的な機能面でやっぱり「Pixel 3」の方が魅力的に見えてしまったというところです。
先に言ってしまえば、私のようにワイヤレス充電がどうしても欲しい、かつハイスペックなモデルが欲しいと思わなければ、「Pixel 3a」を選ぶ方がお財布的にも幸せになれると思います。
ということで、開封や外観などについてはすでに多くのメディアで取り上げられていますので、軽く流しつつ気になったことをまとめていきます。
開封 / 比較
今回は「Pixelbook」と合わせるためにホワイトを購入。
大きさ的には「iPhone」シリーズくらいなんですが、箱が結構大きい気がします。
開けるとこんな感じ。ちゃんとビニールで画面は保護されています。
一応、内容物もチェックしておきます。
箱にキレイに収まっていますが、結構な量があるように感じます。
主なツールとしては、USB-CtoUSB-Cケーブル、充電器、USB-CtoUSB-Aアダプタ、USB-Cto3.5mmイヤホンジャックアダプタ、イヤホンとなっています。
「Pixel 3」にはイヤホンジャックがないというのがひとつのポイントになると思います。
私のいま使っている超お気に入りの2台と比較。
「Pixel 3」って物凄くコンパクト。
背面もプラスチックとは異なり、触り心地の良さや高級感のある気持ち良い感じです。
全体的にかなりしっかりした作りになっている感じで、小さくて華奢な印象ではないので、不安はないですね。
あれこれ触ってみてちょっと気になったところがひとつ。
電源ボタンがボリュームボタンよりも上にあるんですよね。
このところ使っていたスマホは、電源がボリュームボタンより下にあるので、「Pixel 3」では結構間違えて押してしまいます。
何と言うか、ざっと使ってみて不満と言える不満はこれくらいでしょうか…。
それくらい完成度の高いスマートフォンだと思いますが、正直なところ10万近いお金を払ってまで必要かどうかと問われると、おそらくほとんどの方には「Pixel 3 / 3 XL」は高すぎる印象になるかと思います。
では見方を変えて、「Pixel 3 / 3 XL」と「Pixel 3a / 3a XL」を選ぶべき理由を考えてみたいと思います。
「Pixel」シリーズを選ぶ理由
まずはハイスペックも廉価版も併せて、個人的に「Pixel 3」と「Pixel 3a」シリーズを選ぶ理由を書いていきます。
ピュアなAndroidだから
決して安価なものとは言いませんが、Googleがリリースするスマートフォンだけあって、当然ながらプリインストールアプリも純正と呼べるアプリのみがインストールされています。
(キャリアによってはキャリアのアプリがインストールされているかも)
好き嫌いはあると思いますが、UIなどもメーカー独自のものでない純粋なものですし、変なアプリが変な動作をすることは基本的にないのがメリットだと思います。
そして2つ目に続きますが、OSのアップデートも早いし確実に対象となるのがメリットです。
3年間のセキュリティアップデート保証
これが一番素晴らしいポイントです。
Android One端末以外にしっかりとセキュリティアップデートが保証されている端末といえば、この「Pixel」シリーズしかないと思います。
中華スマホなど格安のものも多くありますし、価格とスペックのバランスを考えても他のスマートフォンが魅力的に感じるかもしれません。
しかしいずれもセキュリティアップデートやOSのアップデートを保証していないので、いずれセキュリティ面で不安を抱えることになります。
その点この「Pixel」シリーズは、3年間のセキュリティアップデートが保証されているため、ヘビーユーザーはもちろんのこと、スマホを初めて持つ方や乗り換えを検討する方などライトユーザーにこそマッチするかと思います。
リアカメラの性能はピカイチ
今でも高画素や最新のカメラを搭載するモデルは多数存在しますし、私の「Nokia 9」のようにいくつものカメラを備えたモデルは存在します。
しかし、AI機能が優秀な「Pixel」スマートフォンは、それらにも劣らないほどキレイな画像を撮影できますし、とくに「夜景モード」については公式サイトや比較動画で話題になるほど高性能でキレイな撮影が可能です。
ただ廉価版「Pixel 3a」シリーズには、Pixel Visual Coreという画像処理に特化したプロセッサは搭載されていません。
そのため「Pixel 3a / 3a XL」のカメラ性能はフラッグシップ「Pixel 3 / 3 XL」よりも厳密に言えばやや劣るのかもしれませんが、それでも日常使いのスマートフォンのカメラとしては十分すぎる性能だと思います。
国内モデルはFelica対応
一番のオドロキだったのはここかもしれませんが、おサイフケータイ(Felica)に対応しているということ。
何だかんだこれが無いと不便と感じる方も少なくなかったと思いますし、最近新幹線での移動も多いので、私自身も久々に使ってみたいなんて思ってしまいました(笑)
とくに廉価版でもFelicaを搭載してきましたから、日本市場でもそれなりに力を入れていくことは間違いないさそうですね。
個人的に共通して言えるところはこの4つでしょうか。
では肝心の「Pixel 3」をあえて選ぶべき理由を挙げたいと思います。
ついでにこれを選ぶべきでなく、「Pixel 3a」シリーズを選ぶべき理由も併せて書いておきます。
「Pixel 3 / 3 XL」をあえて選ぶ理由
こちらも大雑把に言うと、ポイントは3つ。
ワイヤレス充電がある
私は直近で使っている「Nokia 9」で初めてワイヤレス充電をしっかり利用することになったわけですが、やっぱりあると便利なんですよね。
今までのコードを挿すという行為も、USB-Cで共通になったことでそこまで手間ではありませんでしたが、一度ワイヤレスを体感すると置くだけの行為と比べてやっぱり手間に思えてしまいます。
とにかく便利に慣れてしまって手放し難いというのが「Pixel 3」を選ぶ大きな理由だと思います。ただ、価格差を考えるとワイヤレス充電が本当に必要なのかどうかはユーザー次第というところだと思います。
もともとワイヤレス充電を利用していない方であれば、無理に「Pixel 3」シリーズを選ばずとも「Pixel 3a」シリーズで満足できるかと思います。
防水あり(イヤホンジャックなし)
ここもユーザーによりけりだとは思いますが、個人的にイヤホンジャックがなくても困ることはないですし、IP8X準拠の防水機能がある方がなにかと安心だと思っています。
しかしこれも、高価格であることの理由としては弱いとも思いますので、そこまで防水を必要としない方やイヤホンジャックがあった方が良い方にとっては、あえて高い「Pixel 3」を選ばずに「Pixel 3a」シリーズを選ぶ方が幸せになれるかもしれません。
ハイスペックであること
これは性能と価格のバランス的に言ってしまうと、中華スマホなどを見れば安くても性能が良いモデルはたくさん存在しますので、ぶっちゃけ利点はないと思います。
しかし、カメラの性能であったり、セキュリティアップデート保証であったりプラスαを考慮すれば悪くないと思いますが、それでも10万円近いお金を出すとなると、単純におすすめするというのは難しいように思います。
そのために、必要な性能と機能は残して価格を抑えた「Pixel 3a / 3a XL」がリリースされたわけなので、このスペックでお金を出せるのであれば「Pixel 3 / 3 XL」を購入しても損はないと思いますが、少しでも抵抗を感じるのであれば「Pixel 3a」シリーズの方が良いと思います。
あとバッテリー容量が「Pixel 3a」シリーズの方が多いので、この点も考慮すると無理に高いお金を払って「Pixel 3」を選ばなくても良くなってしまった…ということもあるかもしれません。
実際に使ってみて
いざ実際に使ってみると、「Pixel 3」はかなりいい感じにハードもソフトも仕上がっているように思います。
「Pixel 3 XL」は好き嫌いの分かれるノッチがありますし、そもそもこのスマホ自体に好みはあると思いますが、それでも中々に良いモデルだと思います。
動作的にもゲームなどをしない私にとっては、4GBRAMであっても快適に動いてくれますし、カメラもキレイ、ぶっちゃけ価格を除いて文句なしといったところです(笑)
が、これまでもお伝えしているとおり、果たして10万円近いお値段を払ってまで購入する価値があるのかどうか、というところが問題ですね。
個人的に手にして思ったのは、確かに出来は良いしワイヤレス充電もできて便利だけど、それに拘らないのであれば「Pixel 3a / 3a XL」でも問題はなかっただろうということです。
もちろんNokiaのときと同じでGoogleだから、という理由で選ぶ選ばないがある方であればそのようにすれば良いですね。
正直、お手頃価格になったモデルが出たことを考えると、ほとんどのユーザーは廉価モデルを選ぶ方がコストパフォーマンスは間違いなく良いと思います。
特にライトユーザーや初心者にとって、セキュリティや標準的なUIであり、さらに価格も比較的高くないとなれば、やっぱり「Pixel 3a」シリーズの方をおすすめしやすいですね。
まとめ
ということで、後半はちょっとネガティブな感じになってしまいましたが、Googleのハイスペックなモデルがどうしても欲しいという人であれば「Pixel 3 / 3 XL」は間違いなく満足できると思います。
どうしても価格を考えると、万人受けするスマートフォンでないことも事実ですので、普段使いで安定した使い勝手を求めるのであれば、多くの方には「Pixel 3a / 3a XL」を購入することをおすすめしたいと思います。
あと私の場合、単純に「Pixelbook」と併せたかったというのがあります。
そうなると、別に「Pixel 3」じゃなくても良かったりするんですけどね(笑)
そんなわけでどちらにしようか悩んでいる方は、無くても良い機能を考えると選びやすいかもしれません。個人的にはどっちを選んでも幸せになれると思います。早く買えば良かったな。