Google は、Google カレンダーに新しく事前設定済みの予約ページ機能を追加したことを発表しました。
これにより、カレンダーのサイドバーからすべての予約ページに直接アクセスできるようになり、特に組織外のユーザーとのスケジュール調整がこれまで以上に簡単になります。
このアップデートでは、まだ予約スケジュールを設定していないユーザーに対して、勤務時間に基づいた予約ページが自動で作成されます。このページはカレンダー上の予定と競合しないように自動で更新されるため、手動での調整は不要です。
目次
主な変更点
今回のアップデートによる主な変更点は以下の通りです。
- 事前設定済みの予約ページ: 予約スケジュールをまだ設定していないユーザーのカレンダーサイドバーに、勤務時間に基づいた予約ページが自動で表示されます。これにより、特に外部ユーザーとの 1 対 1 のミーティング設定が容易になります。
- 予約ページへの簡単なアクセス: すでに予約スケジュールを設定しているユーザーは、ウェブ版およびモバイル版カレンダーのサイドバーから、すべての予約ページを一覧で確認できるようになりました。
- 表示/非表示設定の追加: 複数の予約スケジュールを管理しているユーザー向けに、個別のスケジュールをカレンダーのグリッド上で表示または非表示にする新しい設定が追加されました。
この機能の利点
この機能により、他のユーザー、特にカレンダーの空き状況を確認できない組織外の顧客やパートナーとのスケジュール調整プロセスが大幅に簡素化されます。
共有された予約ページのリンクを通じて、相手はあなたの空いている時間を簡単に見つけて予約を入れることができます。
追加情報と注意点
- 事前設定済みの予約ページは、まずウェブ版のカレンダーで表示された後、モバイル版でも利用可能になります。
- 予約ページの共有はウェブ版とモバイルアプリの両方で可能ですが、ページの作成、編集、削除はウェブ版でのみ行えます。
- 勤務時間を後から変更した場合、その変更を予約スケジュールに反映させるには手動での更新が必要です。
利用方法
ウェブ版
- 予約ページの共有: カレンダーのサイドバーにある予約ページのエントリから「リンクをコピー」をクリックし、他のユーザーに共有します。
- 編集: 予約ページの横にある3点メニューから「編集」を選択します。
- グリッド表示の切り替え: 3点メニューから「グリッドに表示 / グリッドから非表示」を選択します。
モバイル版
- 予約ページの共有: 左上のメニューをタップし、サイドバーから該当の予約ページを選択後、「共有」をタップします。
- グリッド表示の切り替え: 予約ページを選択し、3点メニューから「グリッドに表示 / グリッドから非表示」をタップします。
リリーススケジュールと対象ユーザー
この機能のリリーススケジュールは、ウェブ版とモバイル版で異なります。
- ウェブ版:
- 即時リリースドメイン: 2025 年 8 月 21 日より順次展開中
- 計画的リリースドメイン: 2025 年 9 月 1 日より順次展開予定
- モバイル版:
- 2025 年 8 月 21 日より段階的に展開中で、全ユーザーへの提供には 15 日以上かかる可能性があります
この機能は、すべての Google Workspace ユーザー、Workspace Individual 加入者、および個人の Google アカウントを持つユーザーが追加料金なしで利用できます。ただし、一部の高度な機能は有料プランの加入者のみが利用可能です。
記事執筆時点では、筆者の個人の Google アカウントおよび Google Workspace アカウントではまだ確認できていません。
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