Google は 旧型の Pixel スマートフォンに搭載されている Pixel 天気(Pixel 天気情報)アプリのアップデートをリリースし、これまで Google アプリの一部として提供されていた天気ウィジェットが、Pixel 天気アプリ単独で提供されるようになりました。
また、Material 3 Expressive に準拠したデザイン変更も行われています。
Pixel 天気が単独ウィジェットを提供開始
これまで Pixel のホーム画面で利用できた天気ウィジェットは、Google アプリによって提供されていました。今回のアップデートにより、Pixel 天気アプリが独自のウィジェットを提供するようになります。

なお、日本語環境だとアプリ名は「天気」ですが、ウィジェットは英語表記の「Pixel Weather」となっています。
「現在の天気」ウィジェットは、従来のウィジェットと同一のデザインです。

一方、「天気予報」ウィジェットは、従来と同様の長方形でありながら、より多くの情報が表示されるように改善されました。左上には都市名、その下には天気の状態、「体感温度」、最高・最低気温が表示されます。現在の気温は右側に移動しました。
このウィジェットをホーム画面の幅いっぱいに広げると 6 時間先までの予報が表示され、画面全体に広げると 5 日間の天気予報を確認できます。
アプリ内のデザインも Material 3 Expressive で刷新
アプリのホームページでは、各都市を表示するカードが大きくなり、新たに最高・最低気温が表示されるようになりました。これにより、一画面に表示される都市の数は 10 から 6 に減少しましたが、利便性は向上しています。

また、右下にあった円形の FAB(フローティングアクションボタン)は、角の丸い四角形に変更されました。
さらに、アプリ全体の配色がより鮮やかになり、都市の詳細画面では天気アイコンが小さくなるなどの細かな調整が加えられています。
この変更は Pixel 天気アプリのバージョン 1.1.20250608 で確認されています。
ただし、記事執筆時点では筆者の環境では v1.1.20250408 のため、アプリ内のデザイン変更を確認することができませんでした。
出典: 9to5Google