Google が Android の「Google 時計」アプリを、最新デザイン言語であるMaterial 3 Expressiveにアップデートしました。この刷新により、アプリのデザインが一新され、より直感的な操作が可能になります。
新デザインの主な変更点
Google 時計アプリのバージョン 8.1 で導入された新デザインは、従来のスタイルから大きく変化しました。
- 画面下のナビゲーションバー: 従来の背の高いバーではなくなり、右下に配置された正方形のFAB (Floating Action Button) が特徴です。
- アラームタブ: 有効なアラームにフル背景のハイライトが使われるようになり、一目でアクティブな設定がわかります。アラームをタップすると、編集画面がインラインで表示されるのではなく、下からスライドするシート形式に変わりました。
- 世界時計タブ: 新しい下部バーアイコンが導入され、時刻が日付や温度、アラーム設定とは分けて表示されるようになりました。
- タイマータブ: レイアウトに大きな変更はありませんが、フォントが大きくなりました。
- ストップウォッチタブ: ストップ、リセット、ラップタイム記録のボタンが、アイコンではなくテキストラベル付きの非常に大きなボタンになりました。ラップタイムは従来のリスト表示ではなく、正方形のカードで表示されます。
- タブレット版: ナビゲーションレールが拡大され、アイコンの右にテキストラベルが表示されるようになりました。フローティングアクションボタンは画面上部に移動し、多くの画面で2カラムレイアウトが廃止されました。

まとめ
Google 時計アプリのMaterial 3 Expressiveへのデザイン刷新は、見た目の変化だけでなく、ユーザーの使いやすさを向上させることを目的としています。
特に、アラームの視認性向上や、ストップウォッチのボタンの大型化は、操作性改善が期待できます。
このアップデートは、Google が今後リリースする Android 16 の Material 3 Expressive への刷新の一環として行われたものであり、引き続き他の Google アプリでも同様の変更が行われる予定です。